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三菱樹脂、中国で液晶部材の製造・販売子会社を設立 15年4月に稼働
三菱樹脂は11日、中国江蘇省無錫市に子会社「三菱樹脂光学フィルム(無錫)」(MPFW)を設立したと発表した。中国で需要の高まりが予想される液晶テレビの偏光板向けリリースフィルムなどを生産・供給する。投資額は約20億円で、2015年4月に稼働を開始させる予定。
新会社では、ポリエステルフィルムのコーティングラインを導入し、中国の偏光板メーカーに対して、ポリエステルフィルム(原反)にシリコンを塗布した偏光板向けリリースフィルム(離型フィルム)などを2015年4月から供給する予定。
資本金は13億円で、三菱樹脂が100%出資する。中国では液晶パネルの新工場が相次ぎ建設されており、液晶部材のひとつである偏光板の生産も本格化していく見込みであることから設立したという。
同社は液晶用バックライト部材などに使われるポリエステルフィルムを生産・供給する三菱樹脂ポリエステルフィルム(蘇州)も設立し、今年の夏から生産を開始していた。
同社は、新たな市場形成が見込まれる中国で、ポリエステルフィルムと加工製品の生産販売体制を確立し、光学用ポリエステルフィルムのリーディングカンパニーとしての確固たる地位を築いていくとしている。
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