ビデオリサーチ、Twitterと協業で「Twitter TV 指標」を提供

2013年12月10日 11:37

印刷

 ビデオリサーチは10日、米ツイッター(Twitter)と、ツイッター上でのテレビ番組への反応を測定する「Twitter TV 指標」の提供で協業すると発表した。テレビ番組に関するツイートの投稿数、ユーザー数、表示数などの指標を提供する。2014年6月から提供を開始する予定。

 同社によると、「Twitter TV指標」は、「ツイートの投稿数」「ツイートしたユーザー数」「インプレッション数」「インプレッションユーザー数」などにより構成される。「インプレッション」はツイッターとの協業で実現するもので、国内で初めて提供される。

 また、これらの指標の提供に加え、ツイートの密度(時間変化・集中度)や構造(投稿とインプレッションの比率)、内容(テーマ・話題)などから、テレビ番組に対する評判や話題性を解析することにも取り組んでいくという。

 同社では、従来はハッシュタグを基準とした指標の整備を目指していたが、ハッシュタグを用いないツイートも多数存在する実態を踏まえて、ハッシュタグとキーワードの両者を用いたツイートの取得に切り替える。

 同社は、「Twitter TV 指標」が共通指標として、テレビ関係者の意見を取り入れた公平性が保たれる取得方法に留意するとともに、テレビメディアの評価を多角的に捉える一助となるように努めるとしている。

関連記事