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【株式評論家の視点】アライドアーキテクツは上場後の調整場面、4000円割れで底打ち感
<銘柄の見所>
ソーシャルメディアマーケティング支援事業を手がける、アライドアーキテクツ <6081> (東マ)は、12月9日(金)115円安の3985円と5営業日続落している。上場2日目となる今月2日に公開価格1700円の約3.3倍の5600円で初値を付けた。同日6090円と買い進まれた後、9日安値3860円まで37%調整、4000円を割り込んだほか、ミクシィ <2121> (東マ)が連続ストップ高と騰勢を強めており、値ごろ妙味が出ると予想される。
アライドアーキテクツは、企業が自社の「ファンサイト」を構築し、ブロガーをはじめとするソーシャルメディアユーザーとコミュニケーションを重ねることができるマーケティングプラットフォームサービス「モニプラ ファンブログ」を運営。2008年のサービス開始以来、食品・化粧品・通販事業者など様々なジャンルの企業2000社超に導入の実績がある。「イベント」を通じてユーザーが投稿した「クチコミ」の総数は約600万件に達し、試供品配布などイベントで消費者がどんな反応を示したかといったデータを蓄積、顧客企業に企画も提案している。SNS利用者数と利用時間は増加傾向となっており、成長持続が期待される。
足元の業績は、ソーシャルメディアマーケティング支援事業の「モニプラFacebookサービス等」の改良及び拡販や新たな機能の追加に注力し、顧客企業数、登録ユーザ数の獲得に努めることにより、事業規模の拡大を図り、2013年12月期売上高18億0600万円(前年同期比67.6%増)、営業利益3億0300万円(同46.2%増)、経常利益3億0300万円(同46.2%増)、純利益1億8800万円(同28.7%増)を見込んでいる。
また、11月6日からキャンペーン情報コミュニティ「モニプラ」のポイントサービス「モニプラポイント」が、楽天の提供するポイントサービス「楽天スーパーポイント」と交換提携を開始し注目される。モニプラで貯めたポイントを、楽天が運営するオンラインショッピングモール「楽天市場」をはじめとした楽天グループの各種サービスで利用できる「楽天スーパーポイント」に移行することが可能となり、ポイントの利用シーンがさらに拡大することから来期以降収益に大きく寄与するとの期待感が高まる。
12月2日に6090円と買い進まれた日の出来高は160万0300株。3日~9日までの下げ過程で出来高合計は267万5100株で2日の出来高を100万株上回っており、目先の売りが一巡した感がある。4000円割れで下値を固め反転の機をうかがうタイミングところとなっており、押し目買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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