【中国から探る日本株】国土の約半分でスモッグ発生、上海のPM2.5は国際基準の13倍に

2013年12月10日 08:06

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記事提供元:フィスコ


*08:07JST 【中国から探る日本株】国土の約半分でスモッグ発生、上海のPM2.5は国際基準の13倍に
中国では12月に入り、各地で大気汚染が深刻化している。複数メディアの報道(8日付)によると、直近1週間で「煙霧・スモッグ」の発生した地域は25省100都市余りに達した。中国の国土の半分近くが深刻な大気汚染で覆われた状態だという。

冬場を迎えて暖房のための石炭消費が増えていることに加え、気圧などの気象条件が足元の大気汚染悪化に拍車をかけている。10月の時点では、黒竜江省などの東北部で重度の汚染が報じられていたが、先週には上海などの長江近辺や四川盆地まで汚染が拡大。上海では9日、汚染物質「PM2.5」の濃度が世界保健機関(WHO)の指針の約13倍に達したと報じられている。

そうした中で、中国の市民にとってはマスクが外出の際の必需品となっているほか、空気清浄機の売れ行きが引き続き好調だという。例えば、家電量販大手の蘇寧では、11月中下旬から空気清浄機の販売が再び急増しており、オンラインでの販売台数は前年同期比で8倍弱に達したという。上海の実店舗でも数倍の伸びを示しているようだ。

このほか、中国では鳥インフルエンザの再流行が警戒されており、これもマスクなど予防グッズの販売を後押ししているという。先週6日には、浙江省と香港の当局が新たにH7N9型鳥インフルの感染者を確認したと発表した。香港で感染者確認が明らかとなるのは、今月2日に続いて2人目となる。《NT》

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