【アナリスト水田雅展の銘柄分析】立花エレテックの月足チャートは2000円目指す、指標に割安

2013年12月9日 09:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  電機・電子技術商社の立花エレテック <8159> の株価は高値圏で堅調に推移している。好業績や指標面の割安感に加えて、アベノミクス経済対策の国内設備投資関連も支援材料であり、上値を追う展開だろう。

  FAシステム事業、半導体デバイス事業を主力として、施設事業、情報通信事業、ソリューション事業などを展開し、13年4月には金属加工の製造受託(MMS)と電子機器の製造受託(EMS)を統合してMS(マニュファクチャリング・サービス)事業を新設した。技術商社の強みを活かしてアジアでの海外ビジネス基盤の確立、グループシナジーの強化、MS事業の拡大、徹底した営業力強化と体質改善の推進を重点戦略としている。

  M&A戦略も活発で、10年にFA機器専門商社の大電社を完全子会社化、12年6月には関東圏地盤でFA機器専門商社の高木商会と資本・業務提携した。さらに13年2月には、ルネサスエレクトロニクス <6723> の販売子会社からコンポーネント事業と半導体製品再販事業の移管を受けて、立花デバイスコンポーネントを設立した。

  今期(14年3月期)連結業績見通しは11月6日に増額修正して、売上高が前期比8.2%増の1340億円、営業利益が同22.6%増の35億円、経常利益が同12.1%増の46億円、純利益が同10.8%増の31億円としている。通期見通しに対する第2四半期累計(4月~9月)の進捗率は、売上高が49.9%、営業利益が49.6%、経常利益が52.7%、純利益が54.1%である。

  FAシステムや産業用太陽光発電システムなどの好調に加えて、白物家電向けマイコン関連なども期後半に向けて回復傾向を強めるだろう。半導体デバイス事業では立花デバイスコンポーネントの連結も寄与する。アベノミクス経済対策による国内設備投資需要も期待され、通期再増額の可能性があるだろう。

  株価の動きを見ると、水準を切り上げて年初来高値を更新する展開が続いている。11月6日には1244円まで上伸し、その後も高値圏の1200円近辺で堅調に推移している。好業績を評価して強基調に変化はないだろう。

  12月6日の終値1196円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS149円19銭で算出)は8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1925円77銭で算出)は0.6倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。依然として指標面に割安感があり、設備投資関連のテーマ性も支援材料だ。自律的な短期調整を挟みながら上値を追う展開に変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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