【木村隆のマーケット&銘柄観察】JBCCホールディングスは3Dプリンターの成長に期待

2013年11月29日 10:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  JBCCホールディングス <9889> は調整離脱へ、手掛かり材料待ちの状況。今2014年3月期の9月中間決算は、売上実績は428億6800万円と前年同期比1.0%の微増収となった。ただ、営業利益は従来予想の9億円を下回る1億2500万円(前年同期7億8900万円)にダウンした。

  利益面については、システム開発(SI)のコストオーバー案件による原価の増加に加え、拠点集約による生産性向上を目的としたオフィス統廃合に伴う一時費用の増加が響いた。中間決算も、売上総利益では83億4100万円と、前年同期の84億8700円からわずかの減少にとどまり、実態は堅調である。

  中間決算の実績を踏まえ、通期の営業利益も従来予想の22億円から8億円(前年同期18億5900万円)に引き下げた。下半期については、システム開発(SI)案件のプロジェクト管理を一層強化するとともに、経費の低減を進める。顧客ニーズの変化に的確に対応し最適なソリューションを提供するとともに、3Dプリンター等新たなビジネスの拡大にも努める。

  5月15日に1448円、そして7月10日に1470円の高値を示現しているが、その時の手掛かりは3Dプリンターの成長性であった。グループのイグアスが米3Dシステムズ社の3Dプリンターを販売しているが、3Dプリンター関連の売上げは、2012年3月期が前期比56%増、2013年3月期が同じく84%増、今3月期も同じく116%の大幅増が見込まれている。まだ売り上げ規模は小さいが、今後に大きな期待が持てる事業と言える。

  株価的には3Dプリンターの成長の理想買いを終え、次は業績に反映し始める現実買い相場が訪れる順番である。配当利回り3.2%も、魅力的なアピールポイントである。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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