【アナリスト水田雅展の銘柄分析】セキドは値動き活発、収益改善基調を評価

2013年11月28日 09:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ファッション専門店のセキド <9878> (東2)の株価が急動意の展開となった。目先的には乱高下の展開となりそうだが、収益改善基調や低PBRを評価して上値追いの可能性があり、07年7月以来の200円台回復も視野に入りそうだ。

  12年10月に家電の店舗販売事業から撤退し、海外ブランド品を中心とするファッション専門店事業に経営資源を集中して収益改善を進めている。ファッション専門店「GINZA LoveLove(ギンザ・ラブラブ)」を直営店で展開し、店舗数は10月に2店舗を新規出店して24店舗となった。ECサイトについてはストリーム <3071> と業務提携している。

  中期的な成長戦略として、高額の海外ブランド品、中・低価格帯のオリジナルブランド品、アウトレットブランド品などの品揃えを充実し、ECサイトでは富裕層向けに重点を置いた品揃えを強化する方針だ。また新規出店、既存店リニューアル、チラシ一新などを積極化し、新業態としてオリジナルブランド専門店や海外向け卸売業態の展開なども検討するようだ。

  今期(14年2月期)の業績(非連結)見通し(9月30日に営業利益を減額、経常利益と純利益を増額修正)は、売上高が前期比17.7%減の123億円で、営業利益は93百万円(前期は2億88百万円の赤字)、経常利益は1億06百万円(同2億80百万円の赤字)、純利益は1億51百万円(同12億83百万円の赤字)の黒字化としている。

  第2四半期累計(2月21日~8月20日)は不採算事業撤退効果も寄与して営業損益が大幅に改善した。クリスマス・年末年始商戦で下期の売上構成比が高く、新規出店・リニューアル投資も高水準のため下期の期初計画を据え置いているが、高額の海外ブランド品や好採算のオリジナルブランド「ポメランジェ」の販売が好調であり、ネット通販の売上も大幅に増加しているようだ。通期増額の可能性があり、さらに来期(15年2月期)は営業損益が一段と改善するだろう。

  株価の動きを見ると、10月以降は100円~110円のレンジでモミ合う展開だったが、11月下旬に急動意の展開となり11月21日に155円、そして11月22日には157円まで急伸した。09年9月以来の150円台回復であり、収益改善基調を評価する動きだろう。

  11月27日の終値137円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS10円65銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績のBPS253円58銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形であり、月足チャートで見ても底値圏から脱して強基調への転換を鮮明にしている。07年7月以来の200円台回復も視野に入りそうだ。(アナリスト水田雅展の銘柄分析)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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