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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ラクーンはEC市場拡大が追い風で06年以来の1000円台も視野
電子商取引(EC)サイトを運営するラクーン <3031> (東マ)の株価は年初来高値を更新して上値を伸ばした。EC(電子商取引)市場の拡大が追い風であり、06年以来となる1000円台も視野に入るだろう。なお11月27日に第2四半期累計(5月~10月)の業績発表を予定している。
アパレル・雑貨分野の企業間電子商取引サイト「スーパーデリバリー」を運営するEC事業を主力として、締め支払い決済サービスの「Paid」サービス、売掛債権保証事業など周辺分野に事業領域を広げている。主力の「スーパーデリバリー」では質の高い会員小売店と出展企業を獲得し、利便性の高いサービス提供などによって客単価や稼働率の向上に取り組んでいる。
13年7月末時点の「スーパーデリバリー」会員小売店数は3万7570店舗(13年4月末比1030店舗増加)で、出展企業数は952社(同9社減少)、商材掲載数は38万3771点(同1万4052点増加)と増加基調である。
今期(14年4月期)連結業績見通しは、レンジ予想で売上高が103億円~106億円(前期比5.2%増~8.3%増)、営業利益が2億20百万円~2億30百万円(同21.5%増~27.1%増)、経常利益が2億10百万円~2億20百万円(同19.3%増~25.0%増)、純利益が1億25百万円~1億35百万円(同6.0%減~1.5%増)としている。純利益は税負担正常化で横ばいだが、会員数や取扱高の増加で増収営業増益見込みだ。第1四半期(5月~7月)は、EC事業での減価償却費増加を吸収して増収営業増益だった。通期ベースでも好業績が期待されるだろう
株価の動きを見ると、11月中旬に動意付き、11月14日に677円を付けて4月高値663円を突破した。さらに11月19日には年初来高値となる993円まで上伸した。その後は反動で700円近辺まで調整するなど乱高下の展開だが、11月25日には切り返しの動きを強めた。
11月26日の終値784円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社レンジ予想の連結EPSの中間値23円86銭で算出)は33倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS246円54銭で算出)は3.2倍近辺である。目先的には過熱感を強めたが、月足チャートで見ると底練り展開から脱して上値を切り上げた形だ。過熱感を冷ます短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待され、06年以来の1000円台も視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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