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【中国から探る日本株】河北省が鉄鋼の生産過剰是正に本腰、わずか1日で1000万トン超を削減
記事提供元:フィスコ
*08:03JST 【中国から探る日本株】河北省が鉄鋼の生産過剰是正に本腰、わずか1日で1000万トン超を削減
中国最大の鉄鋼生産拠点である河北省が、過剰生産問題の是正に向けて“本気の姿勢”を見せている。国営メディアの新華社によると、同省の唐山、承徳などで24日、製鉄会社8社の高炉10基、転炉16基が解体された。この日だけで計1136万トンの鉄鋼生産能力が削減された計算となる。
第12次5カ年計画がスタートした2011年から現在までに河北省で解体された高炉は39基、転炉が47基で、合計の生産能力は2897万トン。これと比較すると、24日に解体された生産能力の規模の大きさがうかがえる。なお、国務院(内閣に相当)は先ごろ、今後5年間で鉄鋼生産能力8000万トンの削減を目指すとの目標を表明。うち6000万トンが河北省の担当分となっている。
投資主導型の経済成長を続けてきた中国では、鉄鋼やセメント、板ガラスなど複数の業界が過剰な生産能力を抱えており、これが需給バランスの悪化と製品価格の低迷を招く要因となってきた。最近では、大気汚染の深刻化といった問題もあり、旧式の生産設備などを中心に余剰生産力の整備を急ぐ方針が示されている。
とはいえ、生産過剰問題の根は深く、供給過剰の解消には依然として時間がかかる見通しだ。中国国内でのダブつきを受け、鉄鋼大手の間では海外に販路を求める動きも見られる。新日鉄住金<5401>やJFEスチール<5411>、神戸製鋼所<5406>など、足元で明るさの戻っている日本勢にとっては、こうした外部環境が引き続き不安材料となりそうだ。《NT》
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