【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アスカネットの出直り体制整う、再び足の軽さ発揮へ

2013年11月26日 09:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  写真関連のアスカネット <2438> (東マ)の株価は短期調整が一巡して動意付いた。11月21日発表のAIプレート実用化が刺激材料だ。新規分野に対する期待感は強く、10月高値を試す動きだろう。

  葬儀社向け遺影写真加工関連のメモリアルデザインサービス事業、オリジナル写真集関連のパーソナルパブリッシングサービス事業を主力としている。遺影写真は葬儀関連、写真集はウエディング関連などが主力市場であり、景気変動の影響を受けにくく安定収益源となっていることが特徴だ。

  新規事業領域のエアリアルイメージング(AI)事業では、空中結像技術を用いた新ディスプレーの開発・量産化を推進している。空中結像を可能にする特殊プレート(AIプレート)の低価格での増産が可能になったため、試作品の販売を開始した。10月に開催された「CEATEC JAPAN 2013」では、AIプレートの技術がキーテクノロジ部門で準グランプリを受賞した。

  そして11月21日には、ドバイで開催されたモーターショーで当社のAIプレートを搭載した世界最高価格のスーパーカーが出展されたと発表した。ドバイ初のスーパーカーメーカーであるW・Motors社が出展したスーパーカーに、当社のAIプレートを使用して、東京大学篠田研究室で実現された空中ホログラフィックインタラクション技術と融合した世界初のカーナビゲーションシステムが搭載された。AIプレートの実用化・量産化に弾みがつきそうだ。

  今期(14年4月期)業績(非連結)見通しは、売上高が前期比7.7%増の48億83百万円、営業利益が同4.5%増の6億86百万円、経常利益が同3.9%増の6億90百万円、純利益が同4.0%増の4億23百万円としている。メモリアルデザインサービス事業では前期低調だった葬儀施行件数が通常ペースに戻るようだ。

  びわこオペレーションセンターの開設費用や新サービスの先行費用などで小幅増益見通しだが、クリスマス・年末年始や卒業・入学イベントなどで下期の売上構成比が高い季節要因を考慮すれば、通期見通しに対する第1四半期(5月~7月)の進捗率は高水準あり、通期増額の可能性があるだろう。なお12月9日に第2四半期累計(5月~10月)の業績発表を予定している。

  株価の動きを見ると、7月下旬以降は急騰と急反落で乱高下しながらも、下値を切り上げる展開だ。足元では10月下旬の戻り高値圏7000円台から一旦反落したが、11月の5000円台割れ水準で調整が一巡したようだ。そして11月22日と11月25日は2日連続でストップ高水準に急騰している。ドバイモーターショーでのAIプレート実用化が刺激材料となった。

  11月25日の終値6570円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS101円04銭で算出)は65倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は0.5%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS803円45銭で算出)は8倍近辺である。日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を一気に回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だ。新規分野に対する期待感は強く、10月高値7890円を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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