【材料でみる株価】フライトHDの業績様変わり、新製品マルチ決済端末『インクレディスト』が爆発的人気

2013年11月19日 15:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  フライトホールディングス <3753> (東マ)は、去る、10月1日付けでホールディングへ移行した。連結子会社はフライトシステムコンサルティングの1社である。

  事業は売上構成比率28.2%の『コンサルティング&ソリューション事業』と、同71.8%の『サービス事業』の2つからなっている。『コンサルティング&ソリューション事業』は、大規模な基幹系業務開発、iPhone等のスマートフォン向けシステム構築、システムに関する開発・保守までの一貫サービスなどを手がける。

  一方の『サービス事業』は、スマートデバイスを活用したクレジットカード決済、iOS向けアプリ開発ノウハウと決済ノウハウを応用した個別システム開発を行う。

  とくに、株式市場では電子決済ソリューションに係る新製品の『Incredist』(インクレディスト)が材料となって株価が急騰している。

  『インクレディスト』は、スマートデバイスと一緒に使うことでクレジットカード、IC付きクレジットカード、銀聨カード、デビットカード、電子マネー、バーコードなど複数の決済が1台で可能というマルチ決済端末という画期的なもの。

  今年4月12日に発売した。既に、発売1年前からユーザからの引合い、問い合わせが多数寄せられていたとういう。このため、発売6ヶ月となる9月中間期の売上に大きく寄与した。即ち、サービス事業の前年同期の売上は2000万円だったが、今年9月中間期では新製品の寄与で7億8200万円と実に39.1倍に急増した。

  部品手当ての心配もあって手堅く月産数1000台規模でのスタートとなっている。これが、「来年には数万台を計画しています」(片山圭一郎社長)ということから業績の飛躍が期待される。

  とくに利益面への寄与が大きく、サービス事業の9月中間期営業利益は2億3300万円と前年同期の赤字5200万円から大幅黒字転換した。

  今3月期は売上19~20億円(前3月期のフライトシステムコンサルティング9億9600万円)、営業利益1億1500万円~1億6500万(同、赤字1億3600万円)、純益9400~1億4000万円(同、赤字2億500万円)の見通しで業績は大きく向上する。

  さらに、次期(2015年3月期)は新製品『インクレディスト』が月産数万台となって本格寄与することからいっそうの業績飛躍となるだろう。

  株価は500円前後のモミ合いを上放れて11月18日には2013円とわずか約10日で4倍に急騰した。19日は1500円台まで下げているが急騰後だけに当然の調整だろう。権利修正チャートでは月足で2006年の7980円までフシがなく上値有望だけに押し目は積極買いでよいだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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