【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティムコはPBR0.2倍に見直し余地、きっかけ次第で動意の可能性

2013年11月19日 09:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ <7501> (JQS)の株価は9月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡感を強めている。20年東京夏季五輪関連の材料性に加えて、低PBRに見直し余地があり、きっかけ次第で動意付く可能性がありそうだ。

  フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品は一部地域で放射線風評被害の影響を残しているが、アウトドアブームも追い風として、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

  今期(13年11月期)の業績(非連結)見通しは、7月3日に減額修正して売上高が前期比4.5%増の29億29百万円、営業利益が23百万円(前期は6百万円の赤字)、経常利益が29百万円(同3百万円の黒字)、純利益が10百万円(同79百万円の赤字)としている。第3四半期累計(12年12月~13年8月)は悪天候の影響などで販売が苦戦し、一部在庫品の値下げ販売やアウトドア直営店出店に伴う販管費増加などで営業損益が悪化したが、通期ベースでは挽回が期待される。

  来期(14年11月期)については、富士山の世界文化遺産登録や20年東京夏季五輪開催決定の効果で、登山・アウトドア・スポーツ関連ブームの盛り上がりが期待される。さらに福島第一原発の汚染水問題が解決に向けて本格的に動き出せば、放射線風評被害の影響を受けていたフィッシング関連の需要回復に繋がり、収益改善が期待されそうだ。

  株価の動きを見ると、9月27日の戻り高値598円から反落して上値を切り下げる形となったが、8月安値圏550円近辺まで大きく下押す動きは見られず、570円近辺で下値を固めて調整一巡感を強めている。20年東京夏季五輪関連も材料視して、来期の収益改善を期待する動きだろう。

  11月18日の終値588円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS3円55銭で算出)は166倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績のBPS2374円43銭で算出)は0.2倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると26移動平均線がサポートラインの形ようだ。20年東京夏季五輪関連の材料性に加えて、低PBRに見直し余地があり、きっかけ次第で動意付く可能性がありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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