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J.フロント、高島屋の10月百貨店売上がマイナス、ドワンゴが任天堂との連携強化、ヤフーが音声SNS「Bubbly」と連携、ヤーマンが下方修正=18日の注目銘柄
【11月18日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 18日の注目銘柄です。J.フロント、高島屋の10月百貨店売上がマイナス、ドワンゴが任天堂との連携強化、ヤフーが音声SNS「Bubbly」と連携、ヤーマンが下方修正。
J.フロント リテイリング(東・名:3086)が15日に発表した連結営業報告によると、2013年10度の百貨店事業の既存店売上高は前年同月比1.6%減だった。1月31日に営業を終了した大丸ららぽーと横浜と大丸新長田、銀座地区再開発のため6月30日でいったん営業を終了した松坂屋銀座店を加えた全店ベースでは同3.8%減。10月は、関西・中部地区を中心に月初の気温が高く、秋冬物ファッションの動きが鈍かったことに、台風によるマイナス影響が加わり、前年同月の実績を下回った。パルコ事業は同5.9%減。百貨店事業と同様の理由から、アウター、ブーツ、ニットなどを含めた秋冬物ファッションの動きが鈍かった。
高島屋(東:8233)が15日に発表した営業報告によると、2013年10月度の百貨店売上高(高島屋14店舗)は前年同月比2.4%減だった。前半の気温上昇と後半の台風などの天候不順等によって入店客数やファッションアイテムが苦戦した。法人事業は、企業制服が堅調だったものの、全体では前年実績に届かず同4.2%減。クロスメディア事業は、ネット受注が引き続き堅調だったものの、カタログ受注が苦戦し、同5.3%減だった。
ドワンゴ(東:3715)は15日、同社の株式61万2200株(発行済株式総数の1.5%)を任天堂(東:7974)が取得したことを発表した。両社は、これまでもドワンゴによる「Wii U」向けの無料ソフト「ニコニコ」の提供や任天堂によるニコニコ生放送「ニンテンドーダイレクト」の番組配信などで協働関係を積み重ねており、今回、任天堂がドワンゴ株式を取得することで、さらなる関係強化を図る。なお、この発表を材料に、株式市場では同社の買い注文が膨らみ、制限値幅いっぱいの上昇(ストップ高)となる前日比400円(21.46%)高の2264円まで値を上げた。
「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフー(東:4689)は15日、声や音声を録音し投稿できるSNSアプリ「Bubbly」の提供を行うBubbly社(本社:シンガポール)と音声SNS分野における連携を開始したと発表した。第一弾として「Yahoo!知恵袋」において「Bubbly」の日本国内向けブラウザ版サイトの提供を開始する。「Bubbly」は、専用のスマートフォンアプリを通じて投稿された音声を共有して楽しめるソーシャルサービス。連携により「Yahoo!知恵袋」内の専用ページで、「Bubbly」に投稿されたつぶやきや歌声、演奏などの音声をストリーミング形式で視聴できるようになる。
ヤーマン(東1:6630)は15日、2014年4月期第2四半期の連結業績予想を下方修正し、純損益を前回予想の4000万円の黒字から1億4000万円の赤字へと引き下げた。前年同期は2億8200万円の黒字だった。販売形態を直接取引へと方針転換したことにともない、売上高が予想を大きく下回る見込み。売上高は、前回予想105億円から前年同期比21%減の73億8000万円に、営業損益は同1億2000万円の黒字から2億4500万円の赤字(前年同期は4億9200万円の黒字)に、経常損益は同8000万円の黒字から2億2000万円の赤字(同4億6500万円の黒字)に、それぞれ引き下げた。
【了】
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※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。
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