【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フランスベッドホールディングスはモミ合い煮詰まる、週足終値200円前後がほぼ6ヶ月

2013年11月18日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  介護・福祉関連用具のフランスベッドホールディングス <7840> の株価は概ねボックス展開だが、足元ではレンジ下限から反発局面だ。好業績に見直し余地があり、きっかけ次第で動意付く可能性があるだろう。

  04年に純粋持株会社へ移行し、メディカルサービス事業(介護・福祉関連用具のレンタル・販売、介護予防の通所介護施設「悠々いきいき倶楽部」運営など)、インテリア健康事業(家庭用高級ベッド、医療・介護用ベッド、リハビリ商品など)、その他事業(日用品雑貨販売など)を展開している。

  成長分野のシニア・シルバービジネスに経営資源をシフトして、医療・介護用電動リクライニングベッド・マットレス、高齢者向け「リハテック」ブランドの電動アシスト三輪自転車やハンドル型電動車いす、在宅・病院・福祉施設向け「見守りケアシステム」など、独自の新商品・新サービスの投入を強化して、介護・福祉用具レンタル市場でのシェア拡大戦略を推進している。さらに家具店を主力とする販売に加えて新規販売チャネルの開拓も進め、病院・施設向け物件取引拡大も推進している。

  10月31日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)連結業績は前年同期比3.4%増収、同28.9%営業増益、同31.4%経常増益、同8.3%最終増益だった。高性能・高付加価値商品の市場投入などが寄与して、人員増などのコストアップ要因を吸収したようだ。主要セグメントを見るとメディカルサービス事業の売上高は同1.3%減収とやや伸び悩んだが、同6.5%営業増益だった。インテリア健康事業は同10.3%増収、同4.7倍営業増益と好調だった。

  通期の見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比5.4%増の536億円、営業利益が同37.0%増の28億円、経常利益が同36.2%増の27億50百万円、純利益が同29.1%増の14億60百万円としている。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が47.8%、営業利益が42.2%、経常利益が42.4%、純利益が42.9%とやや低水準だが、メディカルサービス事業は介護・福祉市場の拡大、インテリア健康事業は高額消費の好調が追い風であり、円安進行に伴って輸入品に対する競争力も回復しているようだ。期後半も好業績が期待される。

  なお10月31日に発表した自己株式取得(取得株式総数上限490万株、取得価額総額上限9億9470万円)については、11月1日に東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において420万株(取得価額8億5260万円)を取得して終了した。

  株価の動きを見ると、10月21日に一時221円まで上伸する場面があったが人気が続かず、8月以降は概ね190円~210円のレンジでボックス展開となっている。ただし下押す動きは見られず、足元はレンジ下限から反発局面のようだ。

  11月15日の終値197円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円68銭で算出)は29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円50銭で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS165円80銭で算出)は1.2倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線がサポートラインとなり、6月安値を起点として下値を切り上げている。好業績に見直し余地があるだけに、戻りを押さえている26週移動平均線を突破すれば動意付く可能性がありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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