14日の香港市場概況:反発、三中全会の詳細を見極めたいとの思惑も

2013年11月14日 17:31

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記事提供元:フィスコ


*17:32JST 14日の香港市場概況:反発、三中全会の詳細を見極めたいとの思惑も

14日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反発となり、前日比185.32ポイント高(+0.82%)の22649.15で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同114.52ポイント高(+1.11%)の10391.13、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同57.08ポイント高(+1.30%)の4431.05だった。

ハンセン指数は終日プラス圏で推移。イエレン米連邦準備理事会(FRB)次期議長の公聴会を控えて量的緩和の継続観測が浮上したことや、これを受けた前日の米国株高が支援材料。指数は前日に約2カ月ぶりの安値で引けており、自律反発狙いの買いも入りやすかった。また、決算発表を通過したテンセント(00700/HK)が大きく買い戻されたことも相場の押し上げ要因となった。

ただ、後場には買いが一巡し、上値の重さが目立った。前日には、中国共産党18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)の「公報」(声明文)に対する失望感が香港株下落の主因となったが、地元メディアなどによると、1週間後にも会議での決定事項の詳細が明らかとなる見通し。一部では、声明文で言及されなかった一人っ子政策の見直しなどについて、この詳細に含まれているとの見方もあり、見極めムードが強まった。

ハンセン指数の構成銘柄では、テンセントが7.64%高と大幅に反発。13日大引け後に発表した決算は市場予想をやや下振れたが、前日の反動で買いが先行。中長期的な成長性は変わらないとの見方もあり、外資系証券は総じて強気の投資判断を継続している。一方、電能実業(00006/HK)や中電控股(00002/HK)など、公益株が総じて軟調だった。

ハンセン銘柄以外では、山東威高(01066/HK)が29.77%急伸。7-9月期決算の好調に加えて、株価の出遅れ感から買い進まれた。一方、統一企業中国(00220/HK)など台湾系の食品セクターが軟調だった。台湾で一部メーカーの即席麺から重金属が検出されたと報じられており、食の安全問題への懸念が広がった。《KO》

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