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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】セプテーニ・ホールディングスは年初来高値更新、好業績評価して上値追い
ネット広告代理店のセプテーニ・ホールディングス <4293> (JQS)の株価は高値更新の展開が続いている。スマホ向けなどネット広告市場の拡大も追い風であり、好業績を評価して上値追いの展開だろう。
ネット広告販売やウェブソリューションなどで包括的なマーケティング支援サービスを提供するネットマーケティング事業を主力として、ソーシャルゲーム・書籍・動画・占いなどデジタルコンテンツ企画・開発・販売のメディアコンテンツ事業、その他事業(販促ダイレクトメール発送代行のDM事業など)を展開している。
ネットマーケティング事業はフェイスブック関連に強みを持ち、成長分野のスマートフォンとソーシャルに注力して業容拡大と収益力向上を進めている。メディアコンテンツ事業は、ソーシャルゲーム関連の経営資源をネイティブアプリの協業や受託開発にシフトし、新規分野はマンガコンテンツ関連(子会社のコミックスマートが事業運営)を中心に積極投資する方針だ。海外は米国とシンガポールに続いてベトナムに現地法人を設立し、本格事業展開の基盤構築を進めている。
11月5日に発表した前期(13年9月期)の連結業績は売上高が前々期比11.2%増の459億82百万円、営業利益が同4.3%増の15億93百万円、経常利益が同7.0%増の17億52百万円、純利益が同78.3%増の12億07百万円だった。2期連続で最高益を更新し、配当(13年10月1日付け株式200分割前)は同400円増配の年間1400円(期末一括)とした。
セグメント別に見ると、ネットマーケティング事業は売上高が同17.4%増の364億58百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同44.5%増の20億16百万円だった。注力分野のスマホ向け広告売上が約2.6倍、フェイスブック関連売上が約4.6倍に急拡大した。メディアコンテンツ事業は売上高が同14.3%減の37億14百万円、営業利益が2億19百万円の赤字(前々期は2億27百万円の黒字)だった。ソーシャルゲームが減収となり、新規事業関連の先行投資負担も発生した。その他事業(主にDM事業)は売上高が同16.2%減の29億22百万円、営業利益が同4.2%増の1億60百万円だった。
なお四半期別にみると、第4四半期(7月~9月)は第3四半期(4月~6月)比で3.6%増収、54.3%営業増益、54.6%経常増益、70.4%最終増益だった。ネットマーケティング事業の増収と高採算案件増加に伴う売上総利益率向上が牽引し、メディアコンテンツ事業は新ゲーム3タイトルのリリースなどで増収となり営業赤字が縮小した。
今期(14年9月期)連結業績見通しについては翌四半期までの予想開示として、第1四半期(10月~12月)は売上高が前期比13.8%増の124億円、営業利益が同99.5%増の5億80百万円、経常利益が同74.5%増の5億90百万円、純利益が同82.2%増の3億40百万円としている。ネットマーケティング事業が好調に推移し、一時的な売上総利益増加要因が発生して営業利益を押し上げるようだ。メディアコンテンツ事業はゲームの新タイトル投入予定がないため減収だが、費用抑制などで営業赤字が縮小する見込みだ。
株価の動き(10月1日付で株式200分割)を見ると、自律的な短期調整を挟みながら水準を切り上げて高値を更新する展開が続いている。11月13日には前日比33円(3.08%)高の1103円まで上伸する場面があり、10月17日の高値1084円を突破した。終値は1082円だった。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを維持している。好業績を評価して上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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