【編集長の視点】国際石開帝石は急反落、資源株3社は業績再上方修正など好業績も原油安響き売り先行

2013年11月8日 10:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  国際石油開発帝石 <1605> は、26円安の1127円と4日ぶりに急反落し、10月8日につけた株式分割権利落ち後安値1075円を覗いている。前日7日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、3月通期業績の今年8月に続く再上方修正を発表、市場コンセンサスを上回ったが、前日の米国市場で、原油先物(WTI)価格が、ユーロ安・ドル高や、ニューヨークダウの152ドル安などで1バーレル=94.20ドルの0.60ドル安と反落したことなどが響いて売り先行となっている。

  前日大引け後は、同社と同業の資源関連の日本海洋掘削 <1606> が、今3月期2Q累計決算、関東天然瓦斯開発 <1661> が、今12月期第3四半期(3Q)決算をそれぞれ発表、石油掘削は、2Q累計業績が、8月の上方修正値を上ぶれて着地したが、170円安の6580円と急続落、関東天然瓦斯も、3Q業績が、8月に上方修正された12月通期業績に対して高利益進捗率を示したが、10円安の691円と3日ぶりに反落、同じく売り先行となっている。

  国際石開帝石の3月通期業績は、8月の上方修正値より売り上げを460億円、経常利益を340億円、純利益を110億円それぞれ引き上げ、純利益は、1530億円(前期比16%減)と連続減益率を縮小するとともに、市場コンセンサスを約30億円上回った。8月の通期平均の原油価格(ブレント原油)の想定値1バーレル=100.8ドルを103.3ドルへ、為替レートを1ドル=95.9円から96.9円へと見直し、原油高や円安恩恵が拡大したことが要因となった。

  株価は、8月の前回の上方修正では限定的な反応にとどまり40万円台を試す展開となったが、株式分割(1対400)の権利取りで47万3000円まで買い直されて分割権利を落とし、落ち後安値から落ち理論株価水準まで持ち直し下値固めを継続してきた。PERは10倍台、PBRは0.6倍と割安であり、目先売り一巡後に原油価格動向次第で全般相場に逆行高する展開も想定範囲内となる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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