5日の中国本土市場概況:小幅上昇、改革期待も重要イベントを控えて上値は重い

2013年11月5日 17:03

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記事提供元:フィスコ


*17:03JST 5日の中国本土市場概況:小幅上昇、改革期待も重要イベントを控えて上値は重い

5日の中国本土市場は小幅上昇。上海総合指数は前日比7.61ポイント高(+0.35%)の2157.24、深セン成分指数は同34.80ポイント(+0.41%)高の8451.73で取引を終えた。売りが先行した後はしばらく安値圏でもみ合ったが、その後は徐々に買い戻された。

中央委員会第三回全体会議(三中全会、11月9-12日に開催)で石油や金融、通信分野などの改革案が発表されるとの期待を受けて、後半に入ってからこれらセクターに買い戻しが広がった。また、不動産セクターの好決算やHSBCサービス購買担当者指数(PMI)が好調だったことなども関連銘柄の物色手掛かりとなった。

一方、主要都市における不動産引き締め強化が前半の売りにつながった。また、1年以上停止されている新規株式公開(IPO)が三中全会後に再開されるとの観測も需給悪化懸念を強めた。さらに、10月の経済指標や三中全会など重要なイベントが週末に集中していることもあり、様子見ムードが強い。

セクター別では、農業やサービス関連が後半に切り返した。李克強首相が黒龍江省にある次世代農業の試験区を視察したことが好感されたほか、10月のHSBCサービスPMIが前月を上回ったことが支援材料。また、石油や通信関連も買い戻された。業界の改革に伴い、民間資本の参入が加速するとの期待が高まった。一方、銀行関連がさえない。過剰生産業界への貸し出しをストップするとの政府指導が警戒された。《KO》

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