【編集長の視点】タカラバイオは反発のあともみ合い、一転して通期業績を上方修正も戻り売りも交錯

2013年11月5日 10:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  タカラバイオ <4974> (東マ)は、27円高の2195円と6営業日ぶりに反発して寄り付いたあと、28円安と値を消すなど連休前の1日終値を挟んでもみ合っている。連休前の1日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、3月通期業績の上方修正を発表、2Q累計業績自体も7月の下方修正値を上ぶれて着地し、通期純利益が、市場コンセンサスを上回ったことから、バイオ関連の逆行高特性を期待する買い物が先行したが、純利益の減益転換予想は変わらないとして戻り売りも交錯している。

  2Q累計業績は、利益が、7月の下方修正値を1億8300万円~9700万円上ぶれて着地し、つれて3月通期業績を上方修正した。期初予想より売り上げを16億円、経常利益を1億5000万円、純利益5000万円それぞれ引き上げ、経常利益は、21億5000万円(前期比9%増)と続伸し、純利益は、13億5000万円(同7%減)と前期の過去最高からの減益転換率を縮小し、市場コンセンサスを約4000万円上回る。主力の研究用試薬の売り上げが、円安の影響もあって期初予想より25億円超、遺伝子医療も、細胞医療用培地・バッグなどが好調に推移して3億円超それぞれ上ぶれ、売上総利益が16億円拡大、人件費、管理費の増加を吸収して上方修正につながった。

  株価は、年初来高値4295円から全般相場の急落で下値を探り、2Q累計業績の下方修正と新株式発行(発行価格1989円)・株式売出しが続いて1812円安値まで突っ込み、経済産業省との再生医療委託契約やiPSアカデミアジャパン(京都市上京区)との特許実施許諾契約締結などを評価して22859円までリバウンド、足元は2100円台まで下ぶれた。全般相場の膠着感が強まるなか、逆行高特性を発揮するか下値は要注目となろう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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