【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワークマンは好業績評価、10月売上の好調も刺激材料で押し目買い好機

2013年11月5日 09:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  作業服チェーンのワークマン <7564> (JQS)の株価は高値圏で上げ一服の形だが、今期(14年3月期)好業績見通しを評価して上値追いの流れに変化はなく、11月1日に発表した10月月次売上の好調も刺激材料となりそうだ。押し目買いの好機だろう。

  ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開している。ローコスト経営が特徴で、他社との差別化戦略としてEDLP(エブリデー・ロー・プライス)商品を強化している。13年9月末時点の店舗数はFC店610店舗、直営店111店舗、合計は1都2府35県下に721店舗で、22年3月期に全国1000店舗、28年3月期に全国1300店舗を目指している。

  10月31日発表の第2四半期累計(4月~9月)業績(非連結)は、チェーン全店売上高が前年同期比4.3%増、既存店売上高が同2.0%増、営業総収入が同3.0%増、営業利益が同4.4%増、経常利益が同3.6%増、純利益が同3.7%増だった。夏物商戦が天候不順の影響を受けたため計画をやや下回ったが、増収増益だった。EDLP商品の構成比は同3.1ポイント上昇して47.1%となった。新規出店は島根県への初出店など11店舗で、期末店舗数は721店舗となった。

  通期見通しは前回予想を据え置いてチェーン全店売上高が前期比6.0%増の676億90百万円、既存店売上高が同3.8%増、営業総収入が同5.8%増の476億90百万円、営業利益が同8.2%増の80億円、経常利益が同7.4%増の90億60百万円、純利益が同6.9%増の53億90百万円としている。新規出店25店舗、S&B2店舗として出店エリアも拡大する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が45.9%、営業利益が41.8%、経常利益が42.4%、純利益が39.8%とやや低水準だが、期中の新規出店効果に加えて、10月中旬以降の気温低下で秋冬商戦が好調であり、好業績が予想される。

  11月1日発表の月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高合計、前年比、速報値)を見ると、13年10月単月は全店110.0%、既存店107.8%で全店、既存店ともに今期最も高い伸び率となった。10月は降雨日が多かったことで雨具類や作業靴、中旬以降の気温低下で秋冬商品が好調だった。13年4月~10月累計は全店105.2%、既存店102.9%となった。10月の新規出店は1店舗(4月~10月累計12店舗)で、10月末時点の合計店舗数は722店舗となった。

  株価の動きを見ると、9月9日に年初来高値となる4180円を付けた。その後は上げ一服の形だが、概ね高値圏の3800円~4000円近辺で堅調に推移している。好業績見通しを評価する動きだろう。11月1日は前日比60円(1.56%)安と続落したが、全般地合い悪の影響も受けたようだ。

  11月1日の終値3780円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS264円20銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間75円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績のBPS1754円22銭で算出)は2.2倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んで調整局面の形だが、週足チャートで見ると26週移動平均線が接近して反発のタイミングだろう。好業績見通しを評価して上値追いの流れに変化はなく、4000円割れ水準は押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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