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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】セキドは収益改善基調や低PBRを評価して下値切り上げ
ファッション専門店のセキド <9878> (東2)の株価は、9月30日の急伸から一旦反落したが下値を着実に切り上げている。収益改善基調や低PBRに加えて、外国人旅行客の増加も支援材料であり、きっかけ次第で上値を試す動きとなりそうだ。
12年10月に家電の店舗販売事業から撤退し、海外ブランド品を中心とするファッション専門店事業に経営資源を集中して収益改善を進めている。ファッション専門店「銀座ラブラブ」を直営店で展開し、店舗数は10月に2店舗を新規出店して24店舗となった。ECサイトについてはストリーム <3071> と業務提携している。
中期的な成長戦略としては、高額のナショナルブランド、中・低価格帯のオリジナルブランド、アウトレットブランドなどの品揃えを充実し、ECサイトでは富裕層向けに重点を置いた品揃えを強化する方針だ。また新規出店と既存店リニューアルを強化し、新業態としてオリジナルブランド専門店の展開や、海外向け卸売業態の展開を検討するようだ。
今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しについては、9月30日に営業利益を47百万円減額、経常利益を6百万円増額、純利益を81百万円増額して、売上高が前期比17.7%減の123億円、営業利益が93百万円(前期は2億88百万円の赤字)、経常利益が1億06百万円(同2億80百万円の赤字)、純利益が1億51百万円(同12億83百万円の赤字)とした。
先行き不透明感が強いとして下期の期初計画を据え置いているが、高額の海外ブランド品や好採算のオリジナルブランド「ポメランジェ」の販売が好調であり、ネット通販の売上も大幅に増加している。そして不採算事業撤退の効果も寄与して第2四半期累計(2月21日~8月20日)の営業損益は大幅に改善した。クリスマス・年末年始商戦で下期の売上構成比が高いこともあり、通期見通しは保守的な予想だろう。さらに来期(15年2月期)は営業損益が一段と改善しそうだ。
株価の動きを見ると、9月30日に124円まで急伸して、4月と5月に付けた年初来高値124円に面合わせの場面があった。第2四半期累計の営業損益改善を好感した動きだ。その後一旦反落して10月8日に101円まで調整したが、足元では105円~110円近辺に水準を切り上げている。
10月31日の終値106円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS10円65銭で算出)は10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績のBPS253円58銭で算出)は0.4倍近辺である。
6月安値の89円をボトムとして、8月の93円、9月の98円、10月の101円と着実に下値を切り上げている。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。収益改善基調や低PBRに評価余地があり、きっかけ次第で高値124円を試す動きとなりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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