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(中国)人民銀データが資金流入の加速を示唆、金融政策は「やや引き締め」へ
記事提供元:フィスコ
*10:32JST (中国)人民銀データが資金流入の加速を示唆、金融政策は「やや引き締め」へ
中国人民銀行(中央銀行)が29日に発表したデータによると、同行の外国為替資金残高は9月末に、前月比で2682億元(約4兆2910億円)の増加となった。これは5カ月ぶりの高水準であり、中国へのホットマネー(短期資金)流入の加速を示唆している。
中国当局は人民元相場を管理するため、国内に流入した外貨を買い取っており、そのために投じた人民元の累計額が外国為替資金残高だ。海外からのホットマネーなどの流入が多いほど、同残高は増える傾向にある。
人民銀は29日、2週間ぶりにリバースレポ取引を再開し、市場への資金供給を行った。これを受けて市場では、流動性ひっ迫や金融引き締めへの過度な懸念はひとまず後退している。ただ、資金供給の規模が小さいこと、落札金利が上昇したことから、人民銀の明確な政策スタンスを読み取ることは難しいとの指摘もみられる。
また、国内の景気回復や米量的緩和縮小の先送りを背景に、中国では不動産価格の上昇やインフレ圧力の高まりが懸念されている。ホットマネーの流入を警戒する人民銀は今後、金融政策を中立ながらも、やや引き締め方向に傾けていくとの見方も根強い。市場では引き続き、あす31日の定例オペの動向に注目が集まっている。《NT》
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