【編集長の視点】東証1部指定替えのイーブックは続落も類似のIPO株上場などが控え再騰含み

2013年10月28日 11:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  イーブックイニシアティブジャパン <3658> は、きょう28日に東証マザーズから東証第1部に指定替えされて売買がスタートした。株価は、前週末25日の東証マザーズの終値に対して180円安の2650円と通算して3営業日続落してスタートしている。

  前週末25日の新株式発行(発行価格2457円)・株式売出しの払い込みを終了したが、類似の新規株式公開(IPO)銘柄のメディアドゥ <3678> (東マ)の上場承認で3175円まで短期4割高しただけに利益確定売りが増勢となっている。ただ値指定替えに伴う東証株価指数(TOPIX)算入による需給好転思惑や、メディアドゥのIPOが11月20日に控えていること、さらに米アップル社の新型iPad発売によるクリスマス商戦での電子書籍需要の拡大期待など好材料が相次いでいることがなどから再騰は有力で、今1月期第2四半期(2Q)累計業績が、期初予想を上ぶれて着地したことも見直されよう。

  同社の株価は、東証1部指定替えと、同時に発表したファイナンスとで好悪材料が綱引きとなって2231円と下ぶれたが、10月17日のメディアドゥのIPO承認、23日の新型iPad発売などによる電子書籍需要拡大期待などの相次ぐ側面支援材料の出現でわずか11営業日で4割高と値を飛ばした。とくに類似企業のメディアドゥのIPOは、目論見書の想定価格が3000円とPER34倍となっているにもかかわらず、このところのIPO市場の高人気から、この想定価格を上回って仮条件、公開価格が決定され、11月20日のIPO時には初値もさらに高く形成されるとの観測が有力であり、イーブックとの比較感が強まる可能性がある。

  イーブックは、業績も好調である。今1月期業績は、2Q累計業績が、期初予想を上ぶれ2ケタ増収増益と続伸し、通期業績は、売り上げ40億1300万円(前期比31%増)、経常利益4億7100万円(同5%増)、純利益2億8500万円(同13%増)と見込んでいる。

  株価は、年初来高値4145円から全般相場急落、新興市場波乱の影響で1354円まで調整、2Q累計業績の上ぶれ着地で2485円と下値を切り上げ、東証1部指定替え、類似企業のIPO承認で上値を伸ばした。指定替えに伴うTOPIX算入ではTOPIX連動型ファンドなどの買い増しなども予想され、下値からの再騰、高値奪回をサポートしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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