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【今日の言葉】内部留保を頂戴
記事提供元:日本インタビュ新聞社
『内部留保を頂戴』=このところ国会などで『企業の内部留保』が取り上げられている。300兆円近い企業の内部留保の1%でも取り崩せばかなりの賃上げが可能ということだ。分からぬでもないが、人のフトコロをあてにするのはどうだろう。
資源のない日本では個人も企業も蓄えることが美徳とされてきた。古くは米蔵に貯蔵してきたし、企業も在庫を持つのが普通だった。今は企業では在庫や人を持たない経営が主流となりつつあるが、その中でマネーだけはますます貯える意識は強まっている。『カネの切れ目が縁の切れ目』となって資金繰りに行き詰れば倒産に追い込まれることが痛いほど分かっているからだ。
先行きに安心が持てるなら個人も蓄えを消費に回すだろうし、儲かるとなれば企業も投資にお金を使うだろう。内部留保を頂戴式の組合的発想ではなく企業活動を元気にする発想が大切ではなかろうか。個人でも約1600兆円の家計金融資産のうち800兆円ていどが預貯金のいわゆる内部留保であるが、これまで無利息でも預貯金を止めなかった個人のことを考えるべきであろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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