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【株式評論家の視点】先高期待を抱えながら中間決算の発表を待つ展開に
記事提供元:日本インタビュ新聞社
<相場展望>(21~25日)
10月第3週は17日まで7連騰を続けるなど、週を通じて強調展開に終始した。週末18日に一服場面となったが、18日の米国市場では、S&Pが2日続けて史上最高値に進み、CMEの日経平均先物も1万4620円に買われた。第4週も高寄りして始まることになりそう。
ここへきての株価上昇の背景は、米国債の債務不履行(デフォルト)が回避され、世界の金融市場を覆っていた霧が晴れたことである。従って、極端な悲観人気に触れていた針が旧に復しただけで、株価を上値に引き上げていくほどに、インパクトのある材料ではないと思われる。
個別銘柄の戻りを見ても、9月高値へトライしているところだが、商いの盛り上がりに欠けるためか、すでに戻り一杯のニュアンスの銘柄が増えている。9月高値を乗り越えていくには、まだタイミングが熟していないようだ。米国市場が強調を続けている中で、日本株が下げることはないが、当面は好材料を待ちながらの値固め場面が想定される。これから本格化する9月中間決算で、市場の予想通りに増額修正銘柄が増えるようだと、全体相場再上昇の強いインパクトになりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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