9日の中国本土市場概況:上海市場は4連騰、李克強首相発言などで2200の大台回復

2013年10月9日 17:02

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記事提供元:フィスコ


*17:02JST 9日の中国本土市場概況:上海市場は4連騰、李克強首相発言などで2200の大台回復

9日の中国本土市場はまちまち。上海総合指数は前日比13.57ポイント高(+0.62%)の2211.77、深セン成分指数は同13.76ポイント安(-0.16%)の8667.77で取引を終えた。上海市場は売り先行後に買い戻され、終盤に上げ幅を一段と拡大させた。上海総合指数はこの日、2200の大台を回復して引けた。

中国経済が安定し、上向いているとの李克強首相の発言が買い安心感を与えた。また、11月の「中央委員会第3回全体会議(三中全会)」の開催に伴う政策への期待も指数を下支えした。一方、不動産関連に利益確定売りが広がったことが深セン市場の足かせ。また、米債務上限問題も引き続き相場の重しとなった。

セクター別では、通信インフラや「上海自由貿易試験区」関連が大幅高。当局が第4世代(4G)移動通信の発展路線を明確にしたことや、上海市市長が自由貿易区の運営細則を早急に策定するよう指示したことが好感された。また、9月の貸出額が予想以上に増加するとの観測も銀行関連の物色手がかり。そのほか、自動車セクターも高い。好調な販売データが支援材料となった。一方、不動産関連が反落した。過熱する不動産市場を受け、追加の引き締め懸念が再び台頭したもようだ。

なお、李首相はASEAN諸国メディアの共同取材を受けた際、最近に発表された経済指標が改善していると指摘し、中国経済が徐々に回復していると発言。また、穏健な金融政策を年末までに継続する方針を改めて強調した。《KO》

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