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デンソーの車載連携情報サービスとヤフーの「音声アシスト」のコラボレーションがもたらす新しい楽しみ
一人でクルマの運転中に、「今日は何の日?」と独り言を言ってみる。するとクルマのスピーカーから、「今日は9月17日、イタリア料理の日です。バブルのころは“イタ飯”と呼ぶのも一般的でした。“炒め飯”とは違いますよ」と答えてくれる。そしてカーナビのディスプレイには、この音声が吹き出しとして表示される。なんだかSF映画みたいな展開である。しかしこれがこの冬から現実になる。
デンソー<6902>と、ヤフー<4689>は、スマートフォンをカーナビのディスプレイ上で操作できるデンソーの車載連携情報サービス「ARPEGGiO(アルペジオ)」と、話しかけると意味を理解して求めている情報を音声で答えるヤフーのAndroidスマートフォン向け対話型音声エージェントアプリ「音声アシスト」を、12月から連携させることを決定したと発表した。これにより、「ARPEGGiO」は、従来のタッチパネル操作に加え、一部音声操作が可能となる。
「ARPEGGiO」は、今回の連携により、目的地検索やニュース、天気予報を「音声アシスト」を使い、表示させることができるようになる。例えば、ドライバーがカーナビの「ARPEGGiO」メニューから「音声アシスト」を起動して「近くのイタリアンのお店を探して」とハンドル付近に設置したマイクに話しかけると、カーナビのディスプレイに近隣にあるイタリアンレストランの地図が表示され、簡単なタッチパネル操作で行きたいレストランをカーナビの目的地に設定することができる。
また、「大阪の天気は?」と話しかけると、大阪の天気や気温、降水確率などが表示されるなど、音声操作だけで今知りたい情報をすぐに得ることができる。さらに、「こんにちは」などの挨拶に対しても、音声とカーナビ画面上の文字情報の両方で返答がなされるなど、簡単な会話も楽しむことができるという。
1981年、ホンダ<7267>が世界初のカーナビといわれている「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」を登場させてから、30余年が過ぎた。カーナビに求められるものも時代と共に変化している。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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