27日の中国本土市場概況:4日ぶり反発も大型連休を控えて伸び悩む展開

2013年9月27日 17:02

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記事提供元:フィスコ


*17:02JST 27日の中国本土市場概況:4日ぶり反発も大型連休を控えて伸び悩む展開

27日の中国本土市場は4日ぶりに反発。上海総合指数は前日比4.22ポイント高(+0.20%)の2160.03、深セン成分指数は同32.83ポイント高(+0.39%)の8472.29で取引を終えた。

今年1-8月の工業利益が前年同期比で前回から加速したことが好感され、両市場とも上げ幅を急速に拡大させたが、その後は伸び悩む展開となった。8月の経済指標がおおむね堅調だったことが景気減速懸念を後退させた。また、中国経済が安定期に入っているとの国際通貨基金(IMF)の見方も買い安心感を与えた。

一方、両市場とも伸び悩む展開を示した。地方政府が抱える債務残高が数年前から倍増しているとの観測が警戒されたほか、一部地区の不動産市場が予想以上の深刻な状態に陥っているとの報道が圧迫材料。また、「上海自由貿易試験区」関連に売りが継続したことも相場の重しとなった。さらに、国慶節の大型連休(10月1-7日)を控えて様子見ムードも強い。

セクター別では、メディアや旅行など連休特需が高い。また、石炭セクターも買われた。業界大手が相次いで値上げを実施していることが支援材料。そのほか、金属相場の上昇も非鉄金属など資源関連の物色手がかりとなった。一方、不動産や港湾関連が安い。最近の上昇で買われすぎ感が強まった。

なお、上海自由貿易区に関する規制緩和の大枠は政府のウェブサイトで発表された。ここでは、(1)政府による管轄権利の縮小、(2)投資分野の開放、(3)貿易発展方式の改革、(4)金融規制緩和の促進、(5)法整備の加速の5項目が明らかになった。《KO》

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