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パナソニックが携帯電話端末事業を再編、個人向けスマホ開発は休止へ
パナソニックは26日、携帯電話端末事業を再編すると発表した。これに伴い、個人向けスマートフォンについては、今年度下期以降の新製品開発を休止する。
今回パナソニックは、AVCネットワークス社(以下AVC社)傘下のパナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社(以下PMC)が担当する携帯電話端末事業を大幅に見直し、PMCが有するモバイル通信技術などの豊富なICT経営資源をAVC社内の新規・成長分野に戦略的に再配置する。これは、現在AVC社が中期計画において取り組んでいる、AVとICTの融合によるBtoB事業など新規・成長分野の事業強化の一環で、新たな成長を目指すためのもの。
具体的には、PMCのBtoC市場(国内通信事業者)向けスマートフォンについて、今年度下期以降の新製品開発を休止し、その経営資源を、成長が期待されるBtoB市場向けスマートフォンなどの新規事業の開発・推進や、AVC社内の共通技術開発を中心に、戦略的に再配置する。
今後PMCは、BtoC市場向けフィーチャーフォン(従来型携帯電話)の生産・販売と、BtoCスマートフォンを含む既発売商品のお客様サポートに集中する。また、BtoC市場向けフィーチャーフォンの開発は、PMCからAVC社傘下のパナソニックシステムネットワークス株式会社(以下PSN)のコミュニケーションプロダクツ事業部(電話機、ファクス、ドアホンなど家庭用通信機器を担当)に業務委託する。さらに、BtoBスマートフォン事業は、PMCからPSNのターミナルシステムBU(業務用タブレット端末、ハンディターミナル、決済端末、POS端末などを担当)に移管する。
これらの再編は10月1日付で行われる。なお、これに伴い、PMCの継続事業に従事する者を除く社員は、原則としてAVC社内で再配置される予定。
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