【村山貢司の気象&経済歳時記】モヤシの台所人気に見る物価の行方

2013年9月14日 14:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  スーパーの野菜売り場でモヤシが売れている。猛暑の影響で生鮮野菜の値段が高騰しているためである。9月に入って平年並みの気候に戻ったために野菜の高騰は次第に落ち着くものと予想されている。

  7月の全国消費者物価は前年同月比で0.7%の増加になっている。6月からプラスに転じ日銀の政策が実を結んだような印象を受けるが、生鮮食料品とエネルギーを除いた指数は-0.1%である。年度初めが-0.6%であるから物価全体としては落ち着きを見せている面はあるが、問題はガソリンなどエネルギー価格の上昇が止まらないことにある。

  7月のプラスに寄与しているのは、前年比で10%以上も上昇している電気料金とガソリンである。電気やガソリンの高騰は一般国民の生活に大きな影響があるが、それ以上に産業界にとっては大きなコスト上昇要因になってしまう。日本企業の中には価格の安い米国のシェールガスの利権を確保したところもあるが、まだ日本への持ち込みは目途がたっていない。

  エネルギーの安定供給とは、定常的に安定した供給をするという性格が強いが、価格を大きく変動させない供給も必要である。エネルギー政策は長期的な面で論じられることが多いが、数十年先の議論では製造業中心の日本経済が破綻する恐れがある(気象予報士・経済評論家 村山貢司)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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