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【中国の視点】米国VSロシア:シリア戦略で最後に笑うのは?
記事提供元:フィスコ
*08:11JST 【中国の視点】米国VSロシア:シリア戦略で最後に笑うのは?
シリアのムアレム外相は10日、同政府が保有する化学兵器を国際管理下に置くとのロシアの提案を受け入れる意向を示した。予想外の快諾が緊迫していたシリア情勢を一変させた。
ロシアの提案に対する各国の外務省の反応について、簡単にまとめると以下の通り。
◆中国:ロシアの提案を支援◆イラン:ロシアの提案がシリアを戦争に巻き込むリスクを緩和させると評価◆フランス:化学兵器の国際管理を支持する意向を示し、シリア政府の早急対応を求めた◆英国:ロシアの提案が注意力を分散させるためだと警戒しながらもおおむね歓迎◆ドイツ:同提案の着実実行を求めたほか、いかなる場合シリア攻撃に参加しない姿勢を改めて強調した。
中国メディアは、各国の反応からみると、現時点ではロシア側が優勢だとの見方を示した。また、同アイディアを先に口にした米ケリー国務長官の誤算でもあったと指摘。ケリー国務長官はロシアとシリアがすんなりこの提案を受け入れることを想定しなかっただろうと分析した。
ただ、シリア政府が考え方をひっくり返すあるいは化学兵器をすべて渡さなかった場合、ロシアは再び窮地に追い込まれる公算が大きいと指摘された。一方、シリア政府が約束通りすべての化学兵器を引き渡した場合、米政府にとって侮辱的な結果になろうとみている。
なお、シリア政府による化学兵器の使用に関する国連調査について、調査範囲は全国に及ぶ必要があるほか、サンプル採取や在庫統計、管理機構の設立などで数カ月がかかると予測されている。《ZN》
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