後場に注目すべき3つのポイント~重要イベント待ち、五輪関連の下げが目立つ

2013年9月6日 12:19

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記事提供元:フィスコ


*12:19JST 後場に注目すべき3つのポイント~重要イベント待ち、五輪関連の下げが目立つ

6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均を押し下げるマイナス要因が重なる
・ドル・円は99円77銭付近、米雇用統計への警戒感で弱含み
・不動産や建設の一角などオリンピック関連銘柄は利食いで下げが目立つ

■日経平均を押し下げるマイナス要因が重なる

日経平均は大幅に反落。158.69円安の13906.13円(出来高概算11億5600万株)で前場の取引を終えた。5日の米国市場の上昇や円相場が1ドル100円台に乗せてきたことを受けて、輸出関連を中心に続伸して始まった。

しかし、NTTドコモ<9437>が米アップルの「iPhone」販売との報道を受け、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、KDDI<9433>が急落し、日経平均の重しとなった。また、今晩の米国では雇用統計の発表を控えて様子見ムードが高まるなか、五輪関連の利益確定の流れが強まったことで、一気に利食いの流れが広がりをみせており、全体相場を押し下げる格好となった。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の7割を占めている。セクターでは鉄鋼がしっかりな他は、全般軟調。不動産、パルプ紙、水産農林、その他金融、証券、保険、繊維、石油石炭、サービスなどが弱い。

日経平均を押し下げるマイナス要因が重なった格好である。指数へのインパクトの大きさでは、NTTドコモ<9437>の「iPhone」販売報道であろう。これがソフトバンク<9984>、KDDI<9433>の急落につながった影響が相当大きいとみられる。

加えて2020年夏季五輪開催地に関する報道。東京五輪招致委員会がブエノスアイレスで行った記者会見で福島第一原発の汚染水問題に海外メディアの質問が集中。その状況下のなかで、漏れ出した汚染水が地下水にまで到達したおそれがあるとの報道。さらに、スペインの地元紙には、マドリード圧勝の見出しが躍っていると、各メディアが伝える中、不動産など五輪関連が軒並み利益確定の売りから値を消す展開となっていた。

このところは後場に入り先物主導によるプログラム売買が日経平均を押し上げていたが、さすがにイベント待ちから様子見ムードが続きそうである。結果、一目均衡表では雲に抑えられる格好で下振れしており、チャート形状も神経質にさせる。

■ドル・円は99円77銭付近、米雇用統計への警戒感で弱含み

ドル・円は99円77銭付近で推移。ここまでのドル・円は、100円24銭から99円70銭まで軟調に推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していること、米国8月の雇用統計への警戒感から弱含みに推移しているものの、米国10年債利回りが2.98%まで上昇していることで下げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3118ドルから1.3129ドルで推移。欧州市場インフラ規制(EMIR)への警戒感、イタリアやスペインの政局への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、131円21銭から130円90銭まで軟調に推移。

12時17分時点のドル・円は99円77銭、ユーロ・円は131円06銭、ポンド・円は155円75銭、豪ドル・円は91円16銭付近で推移。上海総合指数は、2129.89(前日比+0.35%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・重要イベントを前にポジション調整的な売りで日経平均は弱含む展開
・不動産や建設の一角などオリンピック関連銘柄は利食いで下げが目立つ
・後場も米8月雇用統計などイベント待ちに、見送りムードの強い展開が継続へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:00  携帯電話純増数と累計契約数を公表(KDDI、ソフトバンク、NTTドコモ、8月)
14:00  日本銀行、金融経済月報(9月)
14:00  パナソニックが「タフパッド」新製品説明会を開催
14:00  景気動向指数(7月)
15:00  日本銀行、コール市場残高(8月)

<海外>

15:00  独・貿易収支(7月)
16:15  スイス・消費者物価指数(8月)《KO》

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