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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インテージ出直る、25日線を上抜き5月高値試す
市場調査最大手のインテージ <4326> の株価は短期調整一巡感を強めている。出直り歩調に変化はなく5月高値を試す動きが期待される。
13年10月1日付けで持株会社制へ移行してインテージホールディングスに商号変更する予定だ。小売店パネル調査や消費者パネル調査などの市場調査・コンサルティング事業を主力に、M&Aを積極活用して事業領域を広げている。ベトナムの市場調査会社FTA、医療情報総合研究所、医療関連インターネット調査会社プラメド、香港の市場調査会社CSG香港を子会社化し、NTTドコモ<9437>との合弁会社ドコモ・インサイトマーケティングも設立した。アジア市場への本格展開も注目される。
今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比7.8%増の430億52百万円、営業利益が同9.0%増の36億06百万円、経常利益が同5.3%増の33億83百万円、純利益が同48.9%増の18億61百万円としている。主力の全国個人消費者パネル調査などが好調に推移する見込みであり、前期計上した特別損失の一巡なども寄与する。
第1四半期(4月~6月)は前年同期比4.5%増収、同60.6%営業増益、同2.4倍経常増益と好調で、純利益は黒字化した。医薬品開発支援事業が競争激化による新規受注減少や先行投資負担で減収減益だったが、主力の市場調査・コンサルティング事業が同8.3%増収、同98.2%営業増益と全体を牽引した。システムソリューション事業も同2.4%増収と堅調で営業黒字化した。
通期見通しに対する第1四半期の進捗率は低水準だが、第3四半期(10月~12月)からCSG香港の新規連結が寄与する。8月12日にCSG香港の株式51.0%を取得して子会社化が完了し、8月13日から子会社として事業を開始すると発表している。
■9月末を基準日に株式2分割、分割後配当は年27.5円
なお8月8日に株式分割を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を2株に分割する。この株式分割に伴い今期配当予想を従来の年間55円(期末一括)を、年間27円50銭(期末一括)に修正したが、実質的な変更はない。
株価の動きを見ると、8月9日の戻り高値2618円から反落してやや水準を切り下げたが、大きく下押すことなく概ね2400円~2500円近辺で推移している。9月3日には前日比77円(3.21%)高の2477円まで続伸する場面があった。出直り歩調に変化はなく短期調整が一巡した可能性がありそうだ。
9月3日の終値2447円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS185円10銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間55円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS1534円58銭で算出)は1.6倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、一旦割り込んだ26種移動平均線を回復する動きを強めている。今期好業績見通しで指標面に割高感はなく、出直り本格化が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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