米諜報機関、2011年に231件のサイバー攻撃を行っていた

2013年9月3日 12:32

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 Washington Postの報道によると、2011年、米国の諜報機関が海外に対して231件のサイバー攻撃を行っていたという。元NAS職員エドワード・スノーデン氏が提供した諜報予算の機密文書から明らかになった(the Washington Post本家/.)。

 記事ではオバマ政権が外国のコンピュータネットワークに潜入し、混乱させていた新たな証拠だとしている。このサイバー攻撃はGENIEというコードネームで呼ばれており、予算規模は6.52億ドル。毎年数千台のPCに洗練されたマルウェアを送り込み、数百万人規模の環境に広げる計画だったとしている。

 またNSAはTailored Access Operations (TAO)と呼ばれる攻撃用のツールを持っているという。複数ベンダーの特定のルータやスイッチ、ファイアウォールなどに対して、機器のアップグレードソフトウェアを通じて配布される。TAOは識別対象のネットワーク内で必要な音声会話を拾い出して転送したり、情報を得るために持続的にバックドア作りだして維持できる仕組みを有しているとしている。

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