【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】アンチエイジングからサクセスフル・エイジングへ

2013年8月27日 17:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  外来で患者さんとお話しをしていて、以前は「癌予防」についての説明が多かったのですが、最近では「認知症(ボケ)予防」の話題が多くなっています。実際に患者さんに「肥満はボケの素です」とお話すると、多くの方が数カ月後の外来受診時には体重が1kg前後減少しています。今回から読者の方々が、「80歳・90歳になってもシャキシャキ元気で自立して生けるか」をテーマに少しお話をさせて頂きます。

  現在は、人生80年、いや90年に突入してきている時代で、「アンチエイジング(抗加齢医学)」から「サクセスフル・エイジング」に関心が移ってきています。多くのメディアでの記事・宣伝では、「アンチエイジングの基本は美肌」との話題が中心ですが、本来の意味は「老化の進行を人為的に制御」することです。その目的は、『健康寿命を延ばして高いQOL(生活の質)、高い生産性(社会貢献)を満たすサクセスフル・エイジングの実現』とされています。

  つまり、ただ単なる肉体や精神の健康だけでなく、経済・社会的にも健全であることを求めています。この最終的な目的が、「サクセスフル・エイジング」で「大きな疾患や障害がなく、高い身体・認知機能を維持し経済・社会的にも健全であり、家族・友人・近隣との良好な相互関係を維持し社会貢献が行える」と定義されています。

  「サクセスフル・エイジング」を実現するために、医学的には『 カロリー制限 (腹八分目) と定期的な運動や活動的な日常身体活動で、メタボリックシンドロームを予防して健康寿命を延長させる』ことです。次回以降に、読者の皆様方が90歳になってもシャキシャキ元気で戴くために、ボケ防止を含めた具体的な実践方法について解説したいと思います。(自衛隊中央病院消化器内科部長・箱崎幸也)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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