【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ネットワークバリューコンポネンツはリバウンド近い、下値水準に到達

2013年8月27日 09:37

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ネットワーク関連製品のネットワークバリューコンポネンツ <3394> (東マ)の株価は軟調展開だが、売られ過ぎ感も強めている。失望売りが一巡して目先的にはリバウンドのタイミングだろう。

  セキュリティ、モバイル、クラウド、サービスを重点分野として、ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を展開し、新規事業としてコンテンツ配信分野にも取り組んでいる。4月には米国ニュータニックス社の仮想インフラアプライアンス製品についての販売代理店契約締結、5月には新日鉄住金ソリューションズ <2327> との資本・業務提携を発表している。アライアンス戦略も寄与して事業基盤強化が期待される。

  8月8日発表の今期(13年12月期)第2四半期累計(1月~6月)連結業績は、前年同期比13.2%減収、同65.1%営業減益、同76.8%経常減益で、純利益は4百万円の赤字(前年同期は70百万円の黒字)だった。無線LAN関連製品を中心に受注は順調だったが、出荷が第3四半期(7月~9月)以降の案件が多く、第2四半期累計の売上高、利益ともに計画を下回った。

■今12月期は営業利益44.8%増益、PER9倍台

  通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比6.2%増の28億31百万円、営業利益が同44.8%増の1億78百万円、経常利益が同37.4%増の1億69百万円、純利益が同31.5%増の1億44百万円としている。クラウドストレージ製品やセキュリティ関連製品の好調を見込んでいる。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が39.8%、営業利益が19.7%、経常利益が14.2%と低水準のため通期下振れに注意が必要だが、第3四半期以降の出荷案件に期待したい。

  株価の動きを見ると、7月の戻り高値圏25万円近辺から反落し、第2四半期累計の業績下振れを嫌気して急落した。足元も軟調展開である。8月26日には14万8600円まで下落して、6月27日の安値15万500円を割り込んだ。ただし失望売りはほぼ一巡した可能性があるだろう。

  8月26日の終値14万9100円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5321円85銭で算出)は9~10倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万0305円37銭で算出)は5倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が20%を超えて、短期的には売られ過ぎ感を強めている。通期の下振れに注意は必要だが、目先的には失望売りがほぼ一巡してリバウンドのタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】メディアフラッグは2Q上ぶれ着地業績を見直し割安修正へ続伸(2013/08/23)
【株式評論家の視点】村田製作所はスマートフォン化拡大の恩恵大きい(2013/08/23)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事