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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】急反発したOBARA GROUP、PER10倍強に売られ過ぎ感
溶接機器のOBARA GROUP <6877> の株価は3000円前後のモミ合い展開から下放れて軟調展開となったが、売られ過ぎ感を強めている。好業績に再評価余地があり、反発が期待される。
自動車業界向け抵抗溶接機器や造船・建設業界向けアーク溶接機器を主力とする溶接機器関連事業、およびエレクトロニクス業界向け平面研磨装置を主力とする研磨装置関連事業を展開している。
■第3四半期の営業利益は前年同期比42.5%の増益、通期も大幅増益
8月5日に発表した今期(13年9月期)第3四半期累計(12年10月~13年6月)の連結業績は、前年同期比15.6%増収、同42.5%営業増益、同66.5%経常増益、同88.8%最終増益だった。溶接機器関連事業は世界の自動車メーカーの積極的な増産投資を背景に同15.7%増収、研磨装置関連事業は販売深耕効果などで同15.7%増収と、いずれも好調に推移した。
通期見通しは前回予想(4月26日に2回目の増額修正)を据え置き売上高が前期比14.4%増の369億円、営業利益が同38.7%増の62億円、経常利益が同54.2%増の71億円、純利益が同72.9%増の47億円としている。自動車業界向け溶接機器の需要が好調であり、平面研磨装置も半導体関連の設備投資が回復傾向のようだ。増収効果に円安メリットも寄与して大幅増益の見込みである。
通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.2%、営業利益が74.8%、経常利益が79.8%、純利益が79.8%である。通期想定為替レートが1ドル=91円であり、一段の円安メリットや米国自動車市場の好調なども考慮すれば、3回目の増額修正の可能性があり、来期(14年9月期)も好業績が期待される。
■21日には129円高と急反発、PER10倍台、売られすぎ感強まる
株価の動きを見ると、戻り高値圏の概ね3000円近辺でモミ合う展開だったが、第3四半期累計業績発表を受けて急落した。モミ合いから下放れの形となり、6月7日の安値2520円も割り込んで軟調展開となった。ただし8月21日には前日比129円(5.26%)高の2582円まで急反発する場面があった。売られ過ぎ感を強めており、8月15日の安値2401円で底打ちした可能性があるだろう。
8月21日の終値2548円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS241円88銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1183円67銭で算出)は2.2倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ止まった形であり、サポートラインとして意識されそうだ。好業績に再評価余地があり、反発が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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