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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ケンコーマヨネーズ株価が上放れ900円に接近
業務用マヨネーズ・ドレッシング類大手のケンコーマヨネーズ <2915> の株価は、短期モミ合いから上放れて強基調に回帰した。今期(14年3月期)好業績見通しを評価して3月の高値が視野に入るだろう。
マヨネーズ・ドレッシング類を主力として、調味料・加工食品事業および総菜関連事業を展開している。中期経営計画で掲げた「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」などの事業領域拡大戦略が順調に進展している。
■富士市の新工場が来春稼動、さらに業績押し上げに
サラダカフェ事業の店舗展開については首都圏・関西圏を中心に30店舗とする構想で、百貨店内への新規出店が本格化している。静岡県富士市の新工場は14年4月稼働目標で、小型形態の新ラインも導入して小型サラダ市場に本格参入する方針だ。海外は中国・杭州の新工場が本格稼働し、インドネシアには合弁会社を設立している。
8月8日発表の第1四半期(4月~6月)連結業績は前年同期比6.6%増収、同16.8%営業増益、同16.3%経常増益、同17.9%最終増益だった。調味料・加工食品事業、総菜関連事業ともに好調で、サラダカフェブランドの展開強化なども寄与した。食用油など原材料価格上昇が利益圧迫要因だったが、売上増による工場稼働率上昇効果などで計画を上回る増益となった。
■第1四半期は営業利益16.8%の増益、通期見通しに対し進捗率高い
通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比1.8%増の555億円、営業利益が同2.1%減の27億20百万円、経常利益が同0.2%増の25億80百万円、純利益が同0.8%増の14億20百万円としている。原料価格上昇や新工場稼働に向けた投資負担などでほぼ横ばいの計画だが、外食・コンビニエンスストア・量販店向けの好調に加えて、コスト低減効果などの寄与も期待される。
通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が25.8%、営業利益が33.6%、経常利益が34.0%、純利益が36.0%と高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。原材料価格の上昇に伴い一部商品の価格を7月1日出荷分から引上げることを発表している。価格改定が浸透すればさらに上振れ要因となりそうだ。
■株価上放れ年初来高値に9.5合目、PERはわずか8倍台
株価の動きを見ると、840円~860円近辺での短期モミ合い展開から上放れの形となり、8月21日には887円まで上伸する場面があった。今期好業績見通しを評価する動きだろう。
8月21日の終値884円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1041円54銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると戻りを押さえていた26週移動平均線を突破した。強基調に回帰したようだ。指標面の割安感も支援材料となって3月高値932円が視野に入るだろう。(シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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