21日の香港市場概況:5日続落、米緩和縮小観測が足かせも下値は限定的

2013年8月21日 17:52

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記事提供元:フィスコ


*17:52JST 21日の香港市場概況:5日続落、米緩和縮小観測が足かせも下値は限定的

21日の香港市場では主要指数のハンセン指数が5営業日続落となり、前日比152.56ポイント安(-0.69%)の21817.73で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同48.90ポイント安(-0.49%)の9856.86、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同2.97ポイント安(-0.07%)の4225.70だった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の発表を控え、米国の量的緩和縮小を警戒した売りが継続した。同観測を受けて新興国からの資金巻き戻し懸念が強まり、香港でも不動産市場からの資金流出や金利上昇につながると警戒された。ただ、好業績銘柄が上昇する中で、売り一巡後には下げ渋る動きに。この日の中国本土株が底堅く推移したことや中国の景気底入れ観測もあり、大引けにかけてはじりじりと下げ幅を縮小した。

中国では、明日22日に8月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表される。市場予想では、前月確報値の47.7から上昇が見込まれている。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港系不動産株が大幅安。恒隆地産(00101/HK)が2.98%安、信和置業(00083/HK)が2.25%安で引けた。このほか、大幅減益決算を発表した中国中煤能源(01898/HK)が0.43%下落。香港鉄路(00066/HK)や香港中華煤気(00003/HK)など香港系銘柄の下げも目立った。

一方、中国海洋石油(00883/HK)が4.86%高と大きく上昇。前日大引け後に発表した決算が、市場予想を上回ったことが好感された。また、華潤創業(00291/HK)が1.50%上昇。昼休み発表の決算は2桁減益となり、後場も売りに押されたが、引け際に切り返す展開となった。

その他銘柄では、中国中鉄(00390/HK)や中国南車(01766/HK)など鉄道関連の一角が高い。中国国務院(内閣に相当)が先ごろ、鉄道投融資改革の具体的案を発表し、今年の投資計画の超過達成を目指す方針を示したことが引き続き支援材料となった。《KO》

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