【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイの今期は再増額の可能性、利益進捗率高い

2013年8月20日 07:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  冷蔵倉庫大手のヨコレイ <2874> の株価は短期調整が一巡して強基調に回帰する動きのようだ。今期(13年9月期)再増額の可能性も支援材料だろう。

  冷蔵倉庫事業を主力として、水産品や畜産品などの食品販売事業も展開している。第4次中期経営計画(12年9月期~14年9月期)では冷蔵倉庫事業の能力増強に150億円の設備投資を計画し、14年4月竣工予定で小樽市の石狩第二物流センター(仮称)、14年6月竣工予定で大阪市の夢洲物流センター(仮称)を新設する。ASEAN地域への事業展開も本格化して、13年中の稼動予定でタイ・ワンノイ第2物流センター(仮称)を建設中だ。食品販売事業でも九州の生産拠点(鹿児島など)の設備増強を進めている。

  8月9日に発表した今期第3四半期累計(12年10月~13年6月)の連結業績は、前年同期比2.9%増収、同2.5倍営業増益、同2.3倍経常増益、同4.0倍最終増益だった。冷蔵倉庫事業は同5.8%増収、同11.2%営業増益(全社費用調整前)だった。貨物取扱量が堅調に推移してタイの子会社の収益拡大も寄与した。食品販売事業は同2.3%増収となり、畜産品の市況改善なども寄与して営業利益は黒字化した。

■今9月期は営業利益3.7倍、冷蔵倉庫事業で貨物取扱量が好調

  通期の見通しは前回予想(5月7日に増額修正)を据え置いて、売上高が前期比0.8%増の1120億円、営業利益が同3.7倍の40億円、経常利益が同3.2倍の40億円、純利益が同11.6倍の23億円としている。

  冷蔵倉庫事業で貨物取扱量が好調に推移し、食品販売事業では市況改善などの効果で営業損益が大幅に改善する。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が76.6%、営業利益が79.6%、経常利益が82.9%、純利益が87.7%と高水準である。再度の増額修正の可能性があるだろう。

■株価は800円台回復し本格出直り、利回り2.5%

  株価の動きを見ると、7月の戻り高値圏830円台から反落して760円台まで調整する場面があったが、足元では800円台を回復している。短期調整一巡して強基調に回帰する形だろう。転換社債型新株予約権付社債の発行(7月1日発表)で希薄化を警戒した動きは一巡し、第3四半期累計の好業績を評価する動きのようだ。

  8月19日の終値812円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44円45銭で算出)は18~19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1068円19銭で算出)は0.8倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線を回復した。今期の収益改善や再増額の可能性に加えて指標面での低PBRも支援材料であり、26週移動平均線を突破すれば強基調への回帰を鮮明にするだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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