【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トーソーは3ヶ月ぶりの600円へ接近、指標割安

2013年8月16日 09:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  カーテンレールやブラインド大手のトーソー <5956> (東2)の15日株価は陽線足となって3ヶ月ぶりとなる600円へ接近している。指標面の割安感も支援材料として強基調への回帰が期待されるだろう。

  カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなどの介護用品事業も展開している。中期戦略としては、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅物件の獲得、海外での大型案件獲得、インドネシア生産子会社の機能拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大を掲げている。

  7月31日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.4%増の50億63百万円で、営業利益は21百万円の赤字(前年同期は2百万円の黒字)、経常利益は30百万円の赤字(同11百万円の赤字)、そして純利益は42百万円の赤字(同27百万円の赤字)だった。新設住宅着工戸数が堅調に推移したことに加えて、展示会開催などの営業強化策も奏功して増収だったが、配送費、人件費、販売促進費などの増加で営業赤字だった。

■今3月期は5.1%増収、営業利益47.5%増益

  通期見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比5.1%増の235億円、営業利益が同47.5%増の13億円、経常利益が同39.2%増の12億円、純利益が同58.5%増の6億50百万円としている。異次元金融緩和や消費増税前駆け込み需要が追い風となって、新設住宅着工戸数や住宅リフォーム需要は高水準に推移している。さらに省エネ意識の高まりも背景として、遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインドが好調である。高付加価値製品の好調、新製品の積極投入、営業強化などの効果で好業績が期待される。

  株価の動きを見ると、7月中旬には戻り高値圏の470円台まで水準を切り上げた。その後、第1四半期の営業赤字を嫌気する形で8月1日に421円まで調整する場面があったが、すぐに反発して足元では450円~460円近辺に戻している。短期調整が一巡した形だろう。

■PER7~8倍、PBR0.5倍

  8月15日の終値466円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円48銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS938円45銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると足元で一旦割り込んでいた13週移動平均線を回復した。低PER、低PBRで指標面の割安感が強く、短期調整が一巡して強基調への回帰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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