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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アドアーズは早くも出直る、5日の高値後調整軽く
アミューズメント施設運営のアドアーズ <4712> (JQS)の14日株価は8円高の240円と去る5日につけた年初来高値285円に接近している。カジノ関連のテーマ性や収益改善を評価して一段高の可能性があるだろう。
アミューズメント施設運営事業、商業施設の設計・施工事業、不動産事業を展開し、筆頭株主のJトラスト <8508> との連携を強化して収益改善を進めている。13年2月には、Jトラストの子会社で戸建て住宅分譲のキーノート、アミューズメント機器用景品企画・販売のブレイクを子会社化し、Jトラストグループ内で建築・不動産事業とアミューズメント事業の中核を担う体制となった。
■アミューズメント施設運営事業の店舗数は64店舗、メダルジャンルが好調
8月8日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)の連結業績は、売上高が54億26百万円、営業利益が2億82百万円、経常利益が2億62百万円、純利益が2億77百万円だった。アミューズメント施設運営事業の期末店舗数は64店舗となり、収益性の高いメダルジャンルが好調だった。なお前年同期の非連結業績との比較で見ると9.3%増収、2.9%営業増益、6.5%経常増益、3.5%最終減益だった。
通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比15.0%増の230億円、営業利益が同2.6倍の11億円、経常利益が同2.7倍の10億円、純利益が同3.6倍の6億円としている。前期に実施した希望退職や不採算店舗閉鎖によるアミューズメント施設運営事業の収益改善に加えて、子会社化したキーノートとブレイクの通期寄与などを見込んでいる。通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が23.6%、営業利益が25.6%、経常利益が26.2%、純利益が46.2%と順調な水準である。
■今期は2ケタ増収、営業利益2.6倍
月次売上動向を見ると、13年7月度のアミューズメント施設既存店売上高(前年比、速報値)は96.3%で、第1四半期(4月~6月)の95.3%を上回った。猛暑などの天候不順がマイナス要因となったが、主力のメダルジャンルは新貸し出し単価の新規顧客への浸透などが寄与して前年水準を確保したようだ。
7月には、ゲオが運営する店舗でのカプセル自動販売機設置・運営受託契約を解消し、設置した自動販売機本体(7690台)と景品をゲオに売却する基本合意書を締結している。これに伴って発生する特別利益1億08百万円を第2四半期(7月~9月)に計上する。受託解消による事業収益への影響は軽微のようだ。また経営資源集中と事業整理の観点から、他顧客への設置・運営受託も解消を進めるようだ。
株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続いている。5月から7月中旬にかけては150円を挟むレンジで推移したが、7月中旬に動意付き、7月16日に239円まで急伸して4月の高値197円を突破した。さらに8月5日には年初来高値となる285円まで急伸している。その後は上げ一服の形だが200円台固めの動きだろう。
8月14日の終値240円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円30銭で算出)は56倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS72円98銭)は3.3倍近辺である。
週足チャートで見るとやや過熱感を残しているが、日足チャートで見ると右肩上がりの25日移動平均線がサポートラインとなって、着実に下値を切り上げている。カジノ関連のテーマ性や収益改善を評価して一段高の可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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