【株式評論家の視点】PALTECは3月中間決算が急回復を果たす

2013年8月12日 09:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  PALTEC <7587> (JQS)が9日に発表した、今2013年12月期の3月中間決算は、大幅黒字転換へ急回復を果たした。

  中間期の売上げは76億200万円と、前年同期比16.3%増を達成し、営業利益は4億4500万円と、前年同期の1億8800万円の損失から様変わりの好転を見せた。

  半導体事業では設計回路をユーザー専用の特定用途向けに調整して書き換えることができる半導体PLDが、通信インフラ向けに伸びた。アナログIC、メモリ等も堅調に推移したことが好業績の要因。またデザインサービス(設計受託)事業では、放送機器、通信機器、医療機器向けの開発案件が堅調で、昨年7月にグループ化したエクスプローラも売上げの大幅増に貢献した。

■利益の進捗率高く通期は増額も

  それにも関わらず通期予想の売上げ158億円(前期比19.4%増),営業利益5億6000万円(同3億1700万円の損失)の従来の見通しは据え置かれている。中間決算の営業利益は4億4500万円と、通期の5億6000万円の見通しに対する進捗率は79%に達している。これだけの達成率を見ると、増額への期待が高まるのは確かな方向と思われる。

  製造業では日本の生産拠点との位置づけは年々低下しているが、研究開発については依然として日本が拠点になっている。2008年より顧客の設計開発を受託するデザインサービス事業を事業化し、医療機器、産業機器、通信機器業界向けに、設計開発支援を展開している。さらに、エクスプローラを取り込むことにより、デザインサービス事業が強化された。

  こうした総合力の強化を背景に、従来の受託設計という業容から、製造も行い、今後は自社製品の開発・販売にも取り組んでいく方針で、変革への注力が評価されていくことになりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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