【株式評論家の視点】信越化学工業は好業績見直し買い相場の復活を目指す、今期は増額が有力

2013年7月31日 09:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  信越化学工業 <4063> が絶好の買い場を提供している。7月25日に発表された今2014年3月期の第1四半期決算は売上げが2709億円と前年同期比1%増、営業利益が455億円と、同12%増となった。中南米など新興国を中心に塩化ビニール樹脂の旺盛な需要が持続し、米住宅市場も緩やかに回復。製品価格も改善基調にあることが要因。9月中間決算について営業利益880億円(前年同期比5%増)、通期については同1700億円(前期比8%増)の見通しを明らかにした。

  7月19日に7100円の戻り高値を示現しているが、それは好業績期待が背景。従って、今期の予想が市場の期待値を下回ったとして、決算発表以後は売り物が先行する流れとなり、株価も調整色を強めている。

  しかし、同社をとりまく状況は今より良くなることあっても、悪化すことは考えにくい。米子会社シンテックは、原料エチレン市況の下落を通じてシェールガス革命の恩恵を享受,中南米など新興国を中心に塩化ビニール樹脂の旺盛な需要が持続し、米住宅市場も緩やかに回復。製品価格が改善基調にある。

  これまで苦戦していた半導体シリコンウエハー事業も、スマートフォンやタブレット(多機能携帯端末)の高性能の半導体に使う直径300ミリメートルのシリコンウエハーの需要が回復傾向にある。

  そのためアナリスト筋では今期の増額修正見通しが圧倒的。塩ビ、シリコンの両輪の好調で、来期以降も増益を持続する方向が予想されている。目先筋の売り一巡後は、好業績見直しの流れが復活する可能性が強い。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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