週刊ダイヤモンド今週号より~買収の台風の目、LIXIL TOTOと好対照の海外戦略

2013年7月29日 08:01

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:01JST 週刊ダイヤモンド今週号より~買収の台風の目、LIXIL TOTOと好対照の海外戦略
日本の2大トイレメーカーの戦略の違いが際立っています。

飽くなき買収戦略に突き進んでいるのがLIXIL<5938>。米国の同業アメリカンスタンダードの北米部門を買収し、「今回の買収を北米進出の足がかりにしたい」との意欲を見せています。目標数字も野心的で、2016年3月期の売上高を3兆円に設定。うち11年に400億円程度だった海外事業については、1兆元に引き上げる方針を示しています。

一方、世界トップのTOTO<5332>の海外展開は“自前主義”です。例えば、稼ぎ頭の中国には30年以上前に進出しましたが、今では3つのトイレ工場と500店以上の販売代理店網を保有。この自前主義は時として経営のリスクともなり得ますが、高級ブランドとして世界共通の認知を広めるのには必要な手段だといいます。

このように、正反対の路線をひた走るLIXILとTOTO——。TOTOの背中を追うLIXILにとって、海外売上高1兆円の道はまだ遠い状況ですが、「あと一つか二つ大型買収を考えている(藤森社長)」とのこと。ダイヤモンド誌では、トステムとINAXを合併したように、米国でも窓関連事業を買収候補の一つにあげるなど、LIXILが“台風の目”になりそうだと指摘しています。《NT》

関連記事