【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クリナップは高値圏に回帰、高値更新の構え、今期業績は上ブレの可能性強い

2013年7月26日 09:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 システムキッチン大手のクリナップ<7955>(東1)の株価が高値圏に回帰して堅調に推移している。今期(14年3月期)業績に上振れの可能性があり、5月の高値が視野に入るだろう。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比4.6%増の1188億円、営業利益が同0.9%増の48億円、経常利益が同2.9%増の45億円、純利益が同1.8%増の25億50百万円としている。消費増税前の駆け込み需要も追い風となって中高級品の好調が続き、原価低減効果も寄与する見込みだ。

 生産拠点増強に伴う償却負担増加や、ショールーム改装費用などで会社予想の営業利益は横這い見込みだが、期初時点では保守的な見通しを公表する傾向も強いため、上振れの可能性があるだろう。

 中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げて、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンの市場シェア上昇、ショールームの改装、リフォーム需要の取り込み、総合競争力強化などを重点施策としている。7月12日には「相模原ショールーム」をリニューアルオープンして、実際に調理を体験できるキッチンを設置した「体験キッチンコーナー」も新設した。

 株価の動きを見ると、6月7日の671円で底打ちして反転し、7月上旬には800円台を回復した。足元は800円台固めの展開だが、7月12日には840円まで上伸して5月10日の高値880円に接近する場面があった。好業績見通しを評価する動きだろう。

 7月25日の終値805円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS54円73銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって強基調に回帰したようだ。指標面での低PBRにも見直し余地があり、5月の高値を試す展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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