【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アライドテレシスホールディングスは上放れのきっかけ待ち、アメリカ、アジアで案件活発

2013年7月26日 09:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ネットワーク機器製造・販売のアライドテレシスホールディングス<6835>(東2)の株価はモミ合い展開だが、調整は一巡したようだ。きっかけ次第で上放れが期待されるだろう。

 世界21カ国に展開する子会社を統括する持株会社で、ネットワーク関連機器およびソリューションの企画・開発・製造・販売・保守を展開している。今期(13年12月期)連結業績見通しは売上高が前期比16.7%増の330億円、営業利益が同78.6%増の3億50百万円、経常利益が同45.6%減の6億円、純利益が同65.7%減の2億50百万円としている。

 為替差益の一巡で経常利益と純利益は減益だが、営業強化などで増収営業増益見込みとしている。想定為替レートは1米ドル=90円で為替差益3億円程度を見込んでいる。

 第1四半期(1月~3月)は国内大口案件終了などで前年同期比3.1%減収となり営業赤字も拡大したが、米州での交通・通信インフラ関連の大型案件、ニュージーランドの学校ネットワーク更新案件、タイ通信省のネットワーク関連案件など海外の受注が好調だった。国内では景況感改善や消費増税前駆け込みなどで、企業がIT投資再開の動きを強めていることが追い風だろう。なお8月9日に第2四半期累計(1月~6月)の業績発表を予定している。

 4月5日発表の自己株式取得(6月13日に変更を発表して取得株式総数の上限1200万株、取得価額総額の上限10億円、取得期間4月8日~12月20日)は、6月30日時点の累計で買付株式数557万9600株、買付総額4億8788万9400円となった。

 株価の動きを見ると、6月7日の安値77円をボトムとして反発した。6月27日に一旦は80円まで調整したが、6月7日安値を割り込むことなく、足元では90円近辺まで水準を切り上げている。調整は一巡したようだ。

 7月25日の終値90円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS2円08銭で算出)は43倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は3.3%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS103円42銭で算出)は0.9倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復して調整は一巡している。足元はモミ合い展開だが、きっかけ次第で上放れの展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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