【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エム・ディ・エムは自社製品比率上昇で利益増加に注目、株価はモミ合い放れ接近

2013年7月25日 09:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 医療機器商社の日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の株価が調整一巡して出直り態勢のようだ。25日線を抜いた水準で頑強にモミ合っている。

 骨接合材料、人工関節、脊椎固定器具など整形外科分野を主力とする医療機器輸入商社である。ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約が前期に終了したが、米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品の拡販を強化しており、自社製品比率上昇による原価率改善も期待される。

 中国市場の開拓に関しては、伊藤忠商事<8001>と連携して具体的施策を決定する予定としている。ODEV社製の人工膝関節製品が中国における薬事承認を取得しており、中国の高齢化社会到来を背景として中期的に収益寄与本格化が期待される。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.6%増の94億円、営業利益が5億40百万円(前期は1億52百万円の赤字)、経常利益が4億40百万円(同3億95百万円の赤字)、純利益が2億円(同3億97百万円の赤字)の黒字としている。

 ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約終了の影響一巡、骨接合材料の新規導入製品の通期寄与、北米市場での販売増加、米国子会社ODEV社製の人工股関節製品の好調と自社製品比率上昇による原価率改善などで増収・黒字化見込みだ。想定為替レートは1ドル=93円としている。

 なお6月24日には、米国子会社ODEV社製造の脊椎固定器具の薬事承認を取得したと発表している。成長が続いている整形外科市場の中でも脊椎固定器具関連は特に有望な分野であり、今期業績の押し上げ要因となりそうだ。

 株価の動きを見ると、6月7日の年初来安値220円をボトムとして水準を切り上げている。6月24日の動意局面は人気短命だったが、急反落後も6月7日安値を割り込むことなく徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直り態勢だろう。

 7月24日の終値260円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円56銭で算出)は34倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS409円58銭で算出)は0.6倍近辺である。日足チャートで見ると75日移動平均線が戻りを圧迫する形だが、25日移動平均線を回復して調整は一巡した形であり、きっかけ次第で出直りの動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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