概況からBRICsを知ろう~インド市場は米金融政策への不安後退で続伸

2013年7月24日 10:22

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記事提供元:フィスコ


*10:22JST 概況からBRICsを知ろう~インド市場は米金融政策への不安後退で続伸
【ブラジル】ボベスパ指数 48819.52 +0.51%
23日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比245.43ポイント高(+0.51%)の48819.52で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは36、値下がり33、変わらず2と買いが優勢。セクター別では、素材や石油・ガスが買われた半面、通信やヘルスケアが安い。

朝方は上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅をやや縮小させた。鉄鋼や石油・ガスなど資源関連の上昇が指数をサポート。中国の李克強首相が示していた「成長下限」は7%であるとの見方が広がり、中国経済の失速懸念がいったん後退した。また、資産家のアイケ・バティスタ氏が傘下企業の資金不足を解消させるため、一部資産を追加で売却する方針を示したことが、物流LLXロジスティッカ(LLXL3)や石油・ガスのOGXペトロリオ(OGXP3)などの物色手がかり。UBS銀行によると、シンガポールの投資会社ケペルや、ドイツのエネルギー大手エーオンなどは買収の意欲を示しているという。

【ロシア】MICEX指数 1417.34 +0.13%
23日のロシア市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比1.82ポイント高(+0.13%)の1417.34で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり27、値下がり12、変わらず1と買いが優勢となった。

小幅安で寄り付いた後は買い戻され、終盤に上げ幅を縮小させた。内需関連の上昇が指数を下支え。小売大手マグニト(MGNT)や電力大手IDGCホールディングス(MRKH)の好決算が支援材料となった。また、ロシア水力発電(HYDR)の発電量が今年上期に16%増加したとの報告も追い風に。外部環境では、中国政府が成長率を「下限」以下に転落させないため、何らかの対策を講じるとの期待も鉄鋼関連の物色手がかりとなった。

【インド】SENSEX指数 20302.13 +0.71%
23日のインドSENSEX指数は続伸。米量的緩和の継続観測を受け、アジア株式相場と足並みをそろえる格好で上昇した。また、主要企業の決算内容が「悪くない」との評価も物色材料。指数構成銘柄ではこれまで7社が四半期決算を発表したが、うち5社の純利益が市場予想を上回っている。ただ、5月中旬に付けた直近高値近辺では上値も重い。今週25日が先物最終売買日となっているほか、来週30日にインド準備銀行(中央銀行)理事会を控え、買い急ぐ動きは限定的に。

【中国本土】上海総合指数 2043.88 +1.95%
23日の上海総合指数は大幅続伸。国内金融機関の外国為替資金残高が6月末に前月から減少したことを受け、預金準備率の引き下げ観測が浮上した。また、一時凍結されている新規株式公開(IPO)について、再開の時期が先送りになるとの観測報道も支援材料となった。加えて、鉄道業界の投融資体制改革が年内にも始動する見通しとの情報や、江蘇省塩城市で住宅価格規制が一時停止されたと伝わったことを受け、関連セクターに物色が向かった。《FA》

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