【株式評論家の視点】ソニーは成長戦略第一弾のスマホが好調、高まる再評価機運

2013年7月24日 10:05

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  ソニー <6758> が7月初めから続いていたもみ合い放れへ向け、ストライドを伸ばしてきた。特に、商いの急増が注目されるところで、海外投資家、個人投資家の買いが観測されている。信用買い残の推移を見ると、2月8日申し込み現在で3422万株まで膨らんだ信用買い残は、その後一貫して減少し、7月5日申し込み現在の1338万株まで、ピークから6割もの整理を見た。従って、ここ買いが再燃してきた海外投資家の買いが、株価をスムーズに押し上げている。

  今2014年3月期は売上げが7兆5000億円と前期比10%増、営業利益は2300億円と、同横ばいが見込まれている。ただ、営業利益については、前期は多額の資産売却益や再評価益を計上しており、実質的には今期はかなりの改善決算となる。

  成長戦略の第1弾とされるスマートフォンの売り上げの伸びが注目されている。「XPERIA Z」は、単に偶然のヒットではなく、ソニー・モバイルを100%子会社化したことによりテレビ事業やイメージング関連などの技術を投入し、グループ力を結集、競争力のある商品に仕上がったもの。売上げ拡大で、今後は通信事業者の採用が増えることが予想され、収益押し上げ商品として期待が大きい。

  次の成長商品として期待されるのが年末商戦に投入する予定の新たな据置型ゲーム機「PS4」だ。同社は「PS4」の発売と同時にクラウド技術を用いたストリーミングゲームを展開するとしている。これにより、ユーザーは家庭で「PS4」、外出先で「PS Vita」およびスマートフォンなど、端末を変えても遊べるようになる。ゲーム市場におけるビジネスモデルの転換、競争フィールドの変更をもたらす試みで、成長商品への発展が期待される商品である。成長戦略が同社の再評価につながりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】コムチュアはクラウド時代で強みを発揮し中期成長を見込む(2013/07/23)
【編集長の視点】岡部は高値肉薄、2Q業績上方修正で12月通期業績も上ぶれ期待(2013/07/23)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事